続き‥

父はどんな時も
笑顔でした。


反抗期が続く中…

私は奇跡的に高校へ入学した。
父は、拍手で大喜び!
誉めてくれた。
新しい友達も出来始めた5月…学校へ行こうと玄関で靴を履いている時の事。

父「ちょっと話しがあるんやけど…」

私「‥‥‥‥」

父は、大きな茶色い封筒を私に差し出して

父「お父さん、検査入院せないかんから。」

私「?????何で?」
ボソッと聞いた。

父「よく分からんから検査入院するんや。お母さんについてきてもらうから。」

私「ふぅん」

茶色い封筒には、レントゲン写真が入っていた。

私はそのまま、学校へ…

意味が分からん!

急に入院って何で?

元々、持病があった父…
その検査かな?

私は何事も無かったように、いつもの様に学校で楽しく過ごした。


その日、

私「ただいまぁ~♪」

シィィ~ン!!

あれ?
お母さんいないのか?

どこの部屋も電気がついてなくて、真っ暗。

目をこらすと…

母がリビングに座っていた。

私「お‥母さん?」

母「……………」

私「電気もつけんで、どうしたん?」

その時、今朝の父の言葉を思い出した!!

私「お母さん、お父さんは?」
久しぶりに、お父さんと呼んだ。

母「ヒック…ヒック…お父さん…お父さんが癌なんよ…もう、末期らしい…」

母は真っ暗な部屋で、泣いていた。

私「ウソ!?やろ?何で?いつから?助かるんよね?」
母を質問攻めにした。

母「明日、紹介状を書いてもらった病院に転院するよ」

私「手術すれば治るんやろ?」

母「もう、手術してもダメって…転移があちこちにあるし…長くて半年って」

はぁ???
何で?
いつも元気やったやん!!
半年って何‥?

妹もいつの間にか、話しを聞いていた

母「お父さんには、癌の告知はせんから。検査入院とだけしか言わんから」

私も含め、皆‥頭の整理がつかない。
つく訳が無い。

いきなり、お父さんが半年の命って言われても。

ドラマの世界?
これ現実?

母「次の日曜日に、あんた達も病院へお見舞いに連れて行くから…絶対に癌ってバレないように」

私&妹「分かった」

その後、その日をどう過ごしたのか覚えてない。

早く、お父さんに会いたい。

そう思った。


続く…