うつくしさ | SINCE 1978

うつくしさ

この頃はうつくしいな、と思える人が凄く増えた。
実際は増えたのではなく、自分の目が変わったのだろう。

高校や大学の頃は
スタイルが良くて、顔が綺麗で、という人を美しいと思った。
でも、今はいろいろな美しさがあることに気がつく。
ぽっちゃりとしたひとの柔らかな感じや、
笑顔のまっすぐさ。

ただ、こういう美しさは年とともに衰えていくものもある。
(笑顔はべつとして)
マイケルはあんなに美しかったけれど、
今はちょっとギクッとしてしまうような妙な容姿になってしまったし。
(彼のカリスマ力は敬意を評するけど)
いくらお金をかけても限界があるってことだ。

月並みかもしれないけれど、それに対して心のうつくしさというものには
全く限界がない。
誰も予想がつかない、その人の深さ広さ思い。

しかも、研鑽に際限もない。
お金はかからない。
よくある、5キロやせたら綺麗になれる、とか、
エステで20万かけて、とか
永久脱毛、とか、そういうものでもなく、

心のうつくしさは今、ここから、この瞬間から私から
発信できるもので、IFやお金もかからない。時間もかからない。
今このときこのときの心の方向性。

そして、死ぬまで研鑽し続けるものだ。

NHKの{ようこそ100歳(タイトル違う。多分)}という番組で
沖縄の100歳をこえたおばあちゃんが出ていた。

今一番楽しいことは?という司会者の問いに、
おともだちと会っていろいろとおしゃべりすることが一番楽しい。
おともだちのいない人はかわいそうだと思います。

と。
ゲストの芸能人の女優さんがなぜかこのコメントを聞いて
涙をほろほろ流していたことが印象的だった。

また、一番きれいだと思うものは?という問いには、
なんといっても人のこころの美しいのが一番ですね。

と。
この世の中にあって、二枚舌の人々のなかにあって(私も含めて)
たしかに、人の心のうつくしい、というのは
この世の宝物みたいなものだ。

そして、この心のうつくしさというものは
本来はみんなの中にあるはず。
それを磨くか、磨かないか。
ないがしろにしてきたか、
埃をかぶっちゃってるか、
それとも心の中の大切なものをおくスペースに
きっちりとおいてあるかどうか。

それも自分しだい。