昨年の6月ごろからはまりだした東野圭吾作品。
一昨日、読了しました「幻夜」が41冊目でした。
その日は1月17日、阪神淡路大震災の日、あれから28年。
「幻夜」はあの災害の日に起きた出来事、出会った二人の物語でした。
多くの人の人生を変えてしまった未曾有の災害。
 
あの日私は、まだ2歳の娘とのんきに自宅で過ごしていました。
なぜかあの日だけ朝からテレビもつけずにいて、お昼ごろ、母との電話で災害を知りました。
知らなかったショックも相まって、とてつもない驚きと信じられない光景が忘れられません泣
 



「幻夜」は「白夜行」かと途中で錯覚してしまうようなストーリーで
主人公の美冬と「白夜行」の雪穂が重なった…という書き込みも見ますが
私には、「白夜行」よりも切なかった。
美冬に翻弄される雅也が、本当に切なかった…。
ドラマでは塚本高史さんだったらしい、雰囲気かぶります。
人の出会いというのは難しい。気まぐれとか偶然とかで済まされない
絶対に出会ってはいけない人っているんだなぁ。福岡のストーカー事件もそうだけど。
怖いことです悲しい
 
重たくて、でも重たいからこそどんどん先が知りたくなって
ずっしりとした作品ですがあっという間に読み終えました。
次の作品まで、時間が欲しい…というちょっとした疲労感アセアセ
 
「さまよう刃」も「容疑者Xの献身」もずっしりだった。
読み合えた時は今と同じような感覚でした。忘れられない作品。
「時生」「ナミヤ雑貨店の奇蹟」「秘密」「美しき凶器」あたりがお気に入りです指差し飛び出すハート
どれも切ないです悲しい
さて次は…。