父が亡くなってから、高知に行くようになりました。
きっかけは、父が勝手に一人で移していた本籍地。
亡くなってから知ったのですが、そこまでして最後は高知人でいたかったのか・・・と。
なので、父を連れて高知に行き、故郷である田野町の空気を味わい、光を浴び、海を見ようと思いました。
そしてそこは、空も海も空気もすべて澄んだ美しい小さな町でした。


 
私も娘もいっぺんで高知が大好きになりました。
人見知り、場所見知りが人一倍強い娘も、たったの一泊や二泊では帰りたくないと。
私達の体の中に「高知」があったことを知りました。
 
父が愛した本籍地である住所には、アロマショップののれんがあったのを見ました。
海風でゆらゆらと。いったいどなたがやっているのか?
もう他人が住んでいるのか?
どうしても知りたくなりました。
思い切って、まずはアロマオイルを注文し
届いたタイミングでお店の代表をされている女性にメールしてみました。
「そのお宅は○○さんのお宅ではなかったでしょうか?」と。
父の名前も添えて連絡してみました。



 
その方は…間違いなく、旧姓が我が家と同じ
父の本家から嫁いでおり、実家にもどってアロマショップをされている方でした。
私のメールに驚き、そして嬉しくなり電話をくださいました。
それはそれは感動の瞬間でした。涙があふれました。
私は彼女の御父上に一度だけお会いしていました。
30年以上も前のことですが、笑顔だけど無口な方でした。
彼女は私の父の名前を憶えていました。父の弟たちとの思い出も覚えていました。
ステキな出会いになりましたピンクハート
 
必ずやお会いすることを約束しました。
また娘と高知に行かないといけません。
資金は何としてでも捻出して、絶対に田野町にはいかないといけません!!
「はとこ」との感動の対面のためにブルーハート
父が繋いでくれた出会いのためにグリーンハート