千葉県野田市の小学4年生、栗原心愛さんが亡くなって、半月が立ちます。
死因は、父親による虐待です。
心愛さんは、頻繁に父親から暴力を振るわれ、母親もそれを止めることができませんでした。
母親は、「娘が暴力を振るわれていれば、自分は被害に遭うことはないと思った。仕方がなかった。」と話しています。
しかし、これは、自分が暴力を受けないために、娘を盾にしていたということで、母親の行動としてどうなのか、と思いました。
この事件は、さらに信じがたい事実があります。
それは、野田市教育委員会が、父親の恫喝に押し負け、心愛さんが虐待について答えたアンケートを渡してしまったことです。
このようなアンケートを渡してしまえば、心愛さんが更に追い詰められるのは簡単に想像が付くでしょう。
なのに、教育委員会は、本来の役目を果たさず、絶対にしてはいけない行為をしてしまいました。
「子供を守るべき親や教育委員会が本来の役目を放棄し、虐待問題の解決に取り組まない」、このようなことがこれからも続くのであれば、虐待というものは無くならないのではないかと思います。