千葉県野田市の小学4年生、栗原心愛さんが亡くなって、半月が立ちます。

 

 死因は、父親による虐待です。 

 心愛さんは、頻繁に父親から暴力を振るわれ、母親もそれを止めることができませんでした。

 

 母親は、「娘が暴力を振るわれていれば、自分は被害に遭うことはないと思った。仕方がなかった。」と話しています。

 しかし、これは、自分が暴力を受けないために、娘を盾にしていたということで、母親の行動としてどうなのか、と思いました。

 

 この事件は、さらに信じがたい事実があります。

 それは、野田市教育委員会が、父親の恫喝に押し負け、心愛さんが虐待について答えたアンケートを渡してしまったことです。

 

 このようなアンケートを渡してしまえば、心愛さんが更に追い詰められるのは簡単に想像が付くでしょう。

 なのに、教育委員会は、本来の役目を果たさず、絶対にしてはいけない行為をしてしまいました。

 

 「子供を守るべき親や教育委員会が本来の役目を放棄し、虐待問題の解決に取り組まない」、このようなことがこれからも続くのであれば、虐待というものは無くならないのではないかと思います。

 ここ最近ガンという病気に罹る人はとても増えてきています。

 

 健康診断などで、ガンが疑われると、とても不安になる人が多いです。

 それは、「自分には無縁な病気」だと思っているからです。自分は大丈夫だ、と思っているからこそ、いざ疑われたときに異常なほどの不安に襲われてしまいます。

 

 そんな、助からない病のイメージが強いガンについて、詳しく知ってもらうおうと作られた映画があります。

 

 タイトルは「がんになる前にしっておくこと」です。

 この映画は、三宅流監督が、医師や看護師、ガン患者ら15人に取材し、病気と向き合う方法を詳しく聞いたものをまとめたものです。

  

 映画の中で、自身もガンと闘う医師が、「医者はどうしても生存率にこだわる。ですが優先されるべきは患者さんの生きがい」と話しています。

 例として、舌がんに罹った落語家の話が挙げられました。「まだ落語をやりたいから、ガン治療のために舌は切らない」とその人は言ったそうです。

 

 ガン=死というのはもう昔のことです。今は、例えガンに罹っても自分の生きがいを大切にすることができる時代になっています。

 

 

 

 今の時期に人気の、雪山スキーを伝えたのは、オーストリア・ハンガリー帝国の軍人、レルヒさんです。

 

 彼は、日露戦争と第一次世界大戦の合間の2年弱、日本に駐在して、敵であるロシア軍の動向を探っていました。

 

 その際に、日本軍の訓練を視察し、「日本の兵の訓練には見るものがない」と失望した報告を本国に送っています。

 一方で、時にはスキーや富士登山、大相撲を見学するなどと、様々な娯楽も楽しんでいました。

 

 オーストリアへ戻った後は、ロシアとの戦闘に参加しましたが、敗戦し、ハンガリー帝国は崩れました。

 

 生き延びたレルヒは、1年程放浪した後、貿易会社を立ち上げましたが失敗に終わります。

 また、50代になってから結婚するも、子供が育つと離婚しました。

 最後まで軍人一筋の人生だったことがわかります。

 

 日本にスキーを伝えた、オーストリアの軍人レルヒの人生は、まるで物語のような波乱に満ちたものでした。

 

 ドイツのメルケル首相には、有名な癖があります。

 

 それは、両手の指を合わせ、おなかの前で左右対称のひし形を作る、というものです。

 理由を聞かれると、「対称形が好きだから」とメルケルさんは答えるそうです。

 

 メルケルさんは、元物理学者だったので、その雰囲気がよく分かる癖です。

 

 この人は、昔から少し特異でした。

 ドイツが西と東に分けられていたころ、メルケルさんの家族は、当時の独裁体制に批判的でした。

 その為、秘密警察に発覚しないように生活を続けていた面もあったといいます。

 

 また、初めて政界の閣僚になった際にも、自分を抜擢してくれた党の幹部に悪いうわさが流れると、躊躇なく縁を切るなどと割り切った性格をしています。

  

 それもあって、首相になったときは、周りから「短命」と言われながらも、今まで13年もの間ドイツを率いてきました。

 

 今のドイツがあるのは、メルケルさんの、他とは一風変わった性格が根底にある政治が良い方向に影響してるのではないか、と思います。

 

 

 

 

 最近、香港では、日本の福島県で造られたお酒がとても人気です。 

 

 しかし、5年ほど前の香港では、「日本の福島県産のお米、および食材は絶対に使っていません」という意味のポスターが張られている場所がありました。

 

 なぜ、ここまで日本製品が多大な差別を受けたのか、それは2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響があります。

 香港側は、「被災地の食材には放射性物質が含まれている可能性が高い」という理由で、福島県とその近隣4県の食材を輸入することを規制しました。

 そのため、これら5県は、全輸出農産物の8割を輸出していた、大得意先を失ってしまったのです。

 

 その規制を解くために、先日、福島県知事の堀内雅雄さんが香港を訪問し、食材の安全性を説いて回りました。

 しかしながら、結局規制解除の確約を得ることはできませんでした。

 

 この例がある通り、元々の評価が高い物ほど、いざトラブルが発生してしまった際に、多大な風評を受け続けることになってしまうということです。

 

 

 今日、2月3日は立春です。

 

 そんな今、神奈川県松田町の寄地区で、2万本もの躐梅が咲き誇っています。

 この躐梅は、13年前、地元の中学生が卒業記念に250株の苗を植えたことが始まりです。

 

 躐梅には、他の花々より早く咲くという特徴があり、景色の中で一際目立ちます。

 そのため、綺麗な花が町興しのきっかけにならないかと、寄地区に住む大館達治さんら地元林業組合のメンバーが、荒れた畑を開墾して躐梅の株を植え足してきました。

 

 しかし、13年前に苗を植えた中学校も、少子化の影響で来年度からは隣の中学校に統合されます。

 

 それでも、当時の生徒たちが植えた躐梅は今後も咲き続けます。

 人の生活環境が変わっても、植物たちはずっと綺麗な姿を保ち続けるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 今回は、海の魚である、カレイとヒラメの違いについて紹介します。

 

 なぜこのような記事を書くかというと、今日の夜ごはんにカレイが出された際、お父さんにカレイとヒラメの見分け方や違いを教えてもらったからです。

 

 まず、口の作り・主なエサの違いについてです。

 カレイは、ゴカイなどの虫を主食としています。なので、そのようにうねうねにした長い虫を吸い込んで食べるために、口が長くなっています。

 海底の砂をつついて虫をおびきだし、それをスッと吸い込むそうです。

 

 一方で、ヒラメは他の魚を主食とする獰猛な性格のフィッシュイーターです。

 その為、魚をしっかりと噛むためにとがった歯がたくさん並んでいます。

 

 どちらも、口元を見れば違いがすぐに分かると思います。

 

 また、この魚たちは目の位置も違います。

 調理してお皿に盛りつけた時、正面から見て奥側に目があるのがカレイ、手前側に目があるのがヒラメです。

 

 ここまで書いた通り、カレイとヒラメには様々な違いがあります。

 

 これらのことは、ほとんどが釣りをしていれば分かることだそうです。

 なぜなら、釣りをしていれば、その魚を釣るときに最適なエサを使うから主食も分かるし、釣れた時に魚の観察をするからです。

 

 やはり、魚のことを知るには釣りが一番だといえるでしょう。

 

 今回の記事では、カレイとヒラメの違いをいくつか説明してみました。次に食べるときは、ぜひ確認してみてください。

 

 

 

 先日、平昌オリンピックのフィギュアスケート男子シングルのフリー決勝が行われました。

 

 1位と2位を、どちらも日本選手が獲得したのは、この種目では初めてのことです。

 

 金メダルは羽生結弦選手(23歳)で、銀メダルは宇野昌磨選手(20歳)です。

 

 羽生選手は、前回のソチオリンピックに続いて金メダルを獲得しました。

 男子フィギュアスケートで2連覇は、66年ぶりの快挙です。

 

 2人の得点は、羽生選手がショートプログラムと合わせて317.85点、宇野選手が合計306.90です。 

 3位に入賞したスペインのフェルナンデス選手をかわしました。

 

 羽生選手は、去年11月に右足首を痛めるけがをしました。

 原因は、難しいジャンプである4回転ルッツの練習です。


 そのけがは、今でも完治していないのに、金メダルを獲るのはとてもすごいことだと思います。

 

 ところで、今回のオリンピックでは日本選手がメダルラッシュを起こしています。

  

 日本選手団主将である、スピードスケートの小平奈緒選手は銀メダルを獲得しました。

 また、1日に合計4つのメダルを日本選手が獲るなど、非常に活躍しています。

 

 今後の試合でもさらにメダルの数は増えていくでしょう。

 

 フィギュアスケート男子で、羽生選手と宇野選手が大活躍したので、それに続いてさらに日本選手はメダルを獲得していってほしいです。

 

 先月下旬から、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の新人工衛星2機が上空を飛んでいます。 

 

 2機の名前は、それぞれ、しきさいとつばめです。

 

 しきさいは、高度約800キロメートルを、地球の周りを縦に動く軌道で飛ぶ人工衛星です。

 1千キロメートルを超える幅を一度に細かく観測でき、2日もあれば地球全体をとらえられるのが特徴です。

 

 一方で、つばめは、太陽電池パドルを飛行機の翼のように広げた人工衛星です。

 多くの人工衛星が高度600~800キロメートルを飛ぶのに対し、つばめは180キロメートルと、「超低高度」で飛行します。

 

 なぜこんなに低いところを飛ぶのかというと、より細かく正確に、地上を観測できるからです。

 

 ところで、19種類もの色を判別できる「しきさい」ですが、実は人の目よりも優秀です。

 

 人の目では、雲や雪は白く見え、海は青や紺色、陸は緑や茶色に見えます。

 ですが、しきさいは、海に張った氷なら濃い目の青、積もった雪なら水色、などととても細かく判別するのです。

 

 今後、この2機のように、高性能な人工衛星が生まれていけば、宇宙に関することがより一層分かっていくでしょう。

 

 

 先日、北海道のオホーツク地方に、「冬本番」を告げる流氷が現れました。

 

 流氷とは、凍った海水が波で砕かれ、流されてくるものです。

 

 網走地方気象台は、28日に陸上から今シーズン初めて流氷を観測した「流氷初日」を発表しました。

 平年より7日遅く、昨年よりは3日早い観測となります。

 

 流氷は、オホーツク地方以外にも、南極や北極など寒い地域の海に膨大な量あります。

 その量と言えば、流氷1つ1つを飛び乗っていって、海を渡れるぐらいです。見渡す限りが流氷で、一瞬陸に見えるぐらい敷き詰められているかもしれません。

 

 今回は、網走市で北寄りの風が吹き、流氷帯の先端が岸に近づきました。

 沖合約20キロの水平線に、肉眼で確認できるほどだったそうです。

 

 しかも、元々寒い地域にしかできない流氷は、なかなか溶けずにずっととどまることもあります。

 

 ところで、ホッキョクグマは、流氷を上手く利用して狩りを行っています。

 

 方法としては、まず、流氷と流氷の隙間付近に身をひそめ、アザラシなどの獲物が来るのを待ちます。

 そして、獲物が流氷の上に這い登ってきた瞬間に、飛び出して捕まえるのです。

 

 冬本番を知らせる流氷が、オホーツク海に来たので、これからもっと冷え込むかもしれません。