◇今大会から「車椅子」正式種目に 出場11人全員完走
過去最高の2万1294人が参加した第20回記念かすみがうらマラソン兼国際盲人マラソンかすみがうら大会(土浦市、かすみがうら市、毎日新聞社など主催)。雲一つない快晴の下、今大会からスタート地点となったJR土浦駅東口の大通りにはランナーがあふれ返り、沿道からの温かい声援を受けて、霞ケ浦の湖岸を駆け抜けた。【橋口正、高橋慶浩、杣谷健太】
「バーン」
今大会から正式種目に加わった車椅子マラソンでは、午前9時50分の号砲とともに競技用車椅子(レーサー)11台が一斉にスタート。参加者は前傾姿勢で最初の上り坂を一気に駆け上がった。
「坂道は得意」という車椅子バスケットボール元日本代表の塩田清高さん(54)=埼玉県=が自慢の腕力を生かして抜け出し、3キロ付近から独走状態に。「1人で走っていたのでしんどかった」と振り返ったが、3回目のフルマラソンで自己ベストに近い1時間40分16秒のタイムで初優勝した。
レースには参加登録した11人全員が完走。3位入賞した奥村直彦さん(48)=阿見町=は「最後の1~2キロはレーンが分けられていて走りやすかった」と語った。県内でのフルマラソン開催に向け働きかけを続けてきた小松崎進さん(57)=笠間市=は完走後、「最高でした」と満足感をただよわせた。
車椅子の各選手には会場へ誘導などをするガイドヘルパーがマンツーマンで付いたほか、レース中は自転車の伴走ボランティア14人も活躍した。最後尾に付いた自転車ショップ「Forza」=つくば市=の東寛之さん(32)は「10マイル走者が車椅子側(のレーン)に出ることもあったが、笛を吹いて注意したので問題は起こらなかった。来年も参加したい」と笑顔を見せた。
昨年のデモレース前から大会事務局に助言するなど開催に尽力してきた今泉武さん(68)=牛久市=は「事故がなくてよかった」とレース後、胸をなで下ろした。大会事務局の本橋泰雄さん(60)も「感無量、大成功です」と喜んだ。
◇男子V・平田繁聡さん(静岡)、女子V・藤沢舞さん(千葉)--フルマラソン
フルマラソン男子で優勝した平田繁聡さん(31)=静岡県=は「初優勝でうれしい」と喜んだ。32キロ地点でスパートをかけ独走。「スローペース気味だったが、我慢したのがよかった」と振り返った。
同女子優勝の藤沢舞さん(35)=千葉県=は3年前から本格的にマラソンを始めた。15キロ付近で2番手に下がったが、「自分の走りに徹しよう」とマイペースを貫き、28キロからは独走状態に。優勝について「信じられない」と語った。県勢では、永井真友美さん(47)=常陸太田市=が同女子2位に入賞した。
◇視覚障害部門10マイル、有森裕子さん伴走
バルセロナ五輪の銀メダリスト有森裕子さん(43)の伴走を受け、視覚障害部門10マイルに挑んだ椎原直子選手(48)は2年連続の総合5位入賞を果たし「とても上手なリードで走りやすかった。ずっと声を出していて周りのランナーもペースアップしたみたい」と振り返った。
椎原さんは網膜剥離(はくり)のため長男を出産した20代半ばに全盲となり、今年22歳になる長男の顔を一度も見ることができなかった。都内の企業で社員に指圧などを施すヘルスキーパーとして働く一方、マラソンを始めようと7年前の大会で5キロに参加し初出場で初優勝を飾った。前大会から10マイルに挑戦している。
有森さんは「立場や年齢に関係なく、人と人を結びつけるスポーツをやってきて良かった。今大会では、カンボジアでの活動が実を結び、アンコール国際ハーフマラソンが姉妹マラソンとなって、本当に良かった」と笑顔で語った。
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各部門別の上位入賞者記録は20日紙面に掲載します
4月19日朝刊
※この記事の著作権は引用元にあります
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100419-00000124-mailo-l08芸能人愛用のコスメ・香水・アクセサリーコスメ・香水・アクセサリーなど、有名芸能人・モデル御用達のアイテム
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