【持続可能】

 6月22日、夕方、駅に出迎えに行って、少し時間があったので、久しぶりに本屋さんで時間つぶしをした。そこで、ふと、目に留まった本…俺は100歳まで生きると決めた加山雄三…衝動的に買ってしまった。その日の夜から、翌朝にかけて、流し読みした。今年年頭に、自分も同じこと(人生100年)を思ったこと、や、我が中学生の時、映画館で「エレキの若大将」をみて、一人っ子の自分ならではの失態…母親にねだって、エレキギターを買ってもらい、その後、ギターを弾けるようにはならず、大学時代、18歳になって、友人に貸して、たった一度の、友人のライブにエレキギターだけが使われ、やがて、自らは全く使わず、そのエレキギターも、粗大ごみとなって、処分してしまったこと…などを…そして、長女の結婚式には、「ぼくの妹に」、次男の結婚式には、「海 その愛」を歌ったことを、思いだしていた。

 本を読んで、加山雄三の生い立ちや家庭環境、その後の人生、などなど、すべてといっていいくらい雲泥の相違で、比較することはできないけれど…そのことは、わきに置いて…彼が、今までに作った作品は、539曲らしい。自分は、去年からユーチュブ配信したものが、35曲、未配信が7曲あるので、42曲の自作フォークソングを、つくったことになる。自分自身を見つめる文章作成の副産物として、自然にできたもので、自己満足である。でも、その時の想いを決して忘れないようにしようと、そのために、ときどき、きいている。自分のつくったものは、『持続可能』で飽きることがない。これから、この随想に、未配信のものを一つずつ、詞だけをのせることにした。

その一つ目は…「エキセントリック」…

 

70歳のプロポーズ  土曜の寅さん一緒にみて

泣いて笑って  これぞ人生とあこがれて

エキセントリック いつでもどこでも じゅんしんむく

 

突然発したプロポーズ こころの地層には

時をかけ濾過された 地下水のような恋心

エキセントリック こんな気持ちは はじめてさ

 

身勝手なプロポーズ 立ち止まってふりかえり

後ろ姿を想う時 いつも泣けてくる

エキセントリック ただひたすら 待つことさ

 

桜の季節がやってきて コノハズクは飛び立った

そのさえずりをきき続け ささやかな幸せ感じて歩む

エキセントリック こたえてくれて ありがとう

 

 NHKスペシャル…食欲、80億人の未来は…を、みて…随想第一号「表現すること」で、以前(35年前かな?)やっていた「MOA自然食運動」への、自らのアプローチの微妙なズレに、ふと、気づかされたことを、書いたけれど…改めて、その価値判断や行動への発想の未熟さを感じてしまった。同時に、これから、新たな想いで、「食」というものを見つめ…『持続可能』な食のあり方を、考えてみたくなった。そのような場にはできるだけ参加し、そこから、自ら何を感じて、何から行動することが可能なのか…。これって、新しい挑みかもしれない…。

 

2024年6月29日