自我状態
について、ご紹介しました。
大事なので、ちょっと復習。
<P:親Parent>
CP: Critical Parent 批判的な親 父親的な自我状態の部分
良心や理想と深く関係
主に批判、批難、叱責などを行なう自我の部分
NP: Nurturig Parent 保護的な親 母親的な自我状態の部分
同情的、保護的、養育的なことを行なう自我の部分
<A:大人Adult>
大人 人間のコンピューターに例えられる部分
データーを収集し、整理、統合する自我状態の部分
<C:子供Child>
FC: Free Child 自由な子供
誰にも束縛されず自由に振舞う部分
感情的、本能的、自己中心的、積極的な部分
好奇心や創造性の源
AC: Adapted Child 順応する子供
自分をしつけたり、教育しようとした親に順応している部分です。
順応的で、我慢強く、イイ子的な面をもちます。
自分の本当の感情を抑圧している場合が多い
ザックリ目に書くと・・・
CP: 厳しさ
NP: 優しさ
A: 客観性
FC: 素直な感情表現
AC; 協調性・順応性
でしたね。
人ぞれぞれ、この5つの自我状態を持っていて、
人それぞれ、この5つのバランスは異なります。
そして、
それが、その人の性格の傾向になったり、
とりやすい行動につながったりします。
例えば・・・
こういうバランスの人がいたとしたら、どんな人でしょう?
CP(厳しさ)
A(客観性)
AC(順応性)
が低く、
NP(優しさ)
FC(素直な感情表現)
が高い。
どんな人物像が浮かびますか?
もしかしたら
優しくて創造性も豊かで、自由にのびのび振る舞うことが多いけれど、
世の中的によくないと言われている様なことでも、
後先を考えず、楽しそうなら、しちゃうことが多い!
などという人かもしれません。
(こういう人、お近くにいらっしゃいませんか?)
このバランスの状態を視覚的に見ることができるのが
エゴグラムです。
CP・NP・A・FC・ACの、5つの自我状態の
それぞれのエネルギーの高さをもとに、グラフにします。
バランスによって、なんと、200以上のパターンにわけられたりもするんです。
エゴグラムは、同じ人でも、時間経過で変わることが珍しくありません。
変わる、変えて行けるというところが、
魅力です。
意識的に、普段の行動を変えてみることで、
自我状態のバランスを変えると、
生活や人生を変えていくことも出来ます。
あなたのエゴグラムは、今、どういう形になっているでしょうか?
こちらでは、それを試すことが出来ます。
50問の短い質問に答えて行くと結果が出ます。
時間はそれほどかりません。
↓↓↓
エゴグラム改性格診断 心理テスト
(こちらは、紹介・リンクOKとなっていたので、ご紹介できました。紹介できないタイプのものも、色々あります。ご興味がありましたら、探してみて下さいね。尚、上記は、統計をとりたいので、できればデータを下さい・・と書かれていますが、完全匿名です。私は、実際に行ってみましたが、結果の説明もわかりやすく、しっかりと作られていると感じました。ちなみに、私は、臨床心理士資格を持っていて、交流分析には、30年近くなじみがあります)
さて。
ここまで。
交流分析という言葉は何回も出てきましたが、
「交流」が出てきていませんね。
次回は、この「交流」について書きます。
自分のどの自我状態と相手のどの自我状態が、やりとり(交流)をするのか・・・。
という見方です。
私が、ST(言語聴覚士)としての仕事をする時には、
今まで出てきた、「自我状態」と、
それをもとに考える「交流」を活用しています。
どういう風に活用しているのか、というお話を先でしたいのですが、
そのためには、まずは、基礎の部分だけはお伝えしないと説明が出来ません。
しばらく、お付き合いいただければ幸いです。
自我状態やエゴグラムについても、先でまた書くつもりです。
それでは、本日はこのあたりで・・・。
最後までお読みいただきありがとうございました<(_ _)>(*^。^*)
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