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muntin さんが紹介されていて気になった本,

益田ミリさんの「47都道府県女ひとりで行ってみよう」を早速買ってきました。

ちょっとネタばれありなので,これから読もうと思ってる方は,スルーして下さい。



イラストレーターの一人旅紀行では,以前にたかぎなおこさんの「ひとりたび1年生」という本を読み ,おもしろかったので期待して読みました。

(続刊の「ひとりたび2年生」も買いましたが,そういや記事にしてなかったなぁ)


益田ミリさんは,33歳でこの旅をスタート。

月に一度の旅を目標に,37歳までの4年かけて旅をされました。

何かを学ぶ,などにはこだわらない「ただ行ってみるだけ」の旅。


47回も旅をしたなら,初めは一人ということにドキドキしっぱなしだったのが,

だんだん人と触れ合う楽しさを知って,充実した旅になっていくことだろう…。

そう予想しながら,読み進めました。


「感動しなければ!」と思いすぎて心がせかせかしてしまったり,

「せっかくだしと,食事はできるだけ旅先の名物を選ばないと!」とたいして好きでもないものを我慢して食べたり,

「ひとりで淋しくないの?」と近くにいたおじさんに聞かれ,自分を全否定されたようでウロたえてしまったり…。

旅をはじめたばかりは,そんな風だったミリさん。

わかる。

私も小心者なので,人目が気になっちゃうんです。誰も私の事なんて気にしてないって,わかってるのに。


そんなミリさんが,長い旅をする中で悟ったこと。

それは,

「自分がひとりで屋台に座るなんてことができないのをもう知っている。しかも,それを克服したい気持ちがないこともわかっている。わたしは旅で地元の人とふれあわなくてもいいし,むしろふれあいたくないと思うタイプだったのだ。」

ということ。

何故かというと,

「旅と聞くと,テレビのレポーターみたいに,地元の人とふれあわないとダメなんじゃないか,おいしいものを食べないといけないんじゃないかと最初の頃は気負っていたけれど,もうどうでもよくなった。地元の居酒屋で隣の席の人たちと仲良くしゃべったり,お酒をごちそうになって楽しかった,という誰かの旅話を聞いても,ああそうなんだ~と思うだけである。横切るだけでも旅は旅であり,その土地の空気に触れたというのでもいいんじゃないかな,などと思う」

からである。


確かに人と触れ合ったり,土地の物を楽しんだりすることは,旅の醍醐味の1つ。

でも,万人がそうでなくたっていいんだな。

百人いれば,百通りの旅の楽しみ方があっていい,それがこの本を読んで感じたことです。

ちょっと一人旅してみたくなってきました。

(たかぎさんの本を読んだ後もそう書いて,全く行ってませんけど…)



しかし,この本を読んでいて,ミリさんのさっぱりさに何度となく笑いました。

「わからないことがあったとき,調べる人と調べない人がいるが,私はもちろん調べない人なので,知らないまんまでも全然気にならない」

「益田祭りをまたぜひ見に行きたいと思う,と終わりたいとこだが,たぶん行かないような気がしている」

「自分で絵付けした湯飲みはしばらくは部屋に飾っておくが,半年後には多分なくなっているだろう」

などという文。

あははと声をあげて笑いました。

ミリさん,好きかも。


人気の「す~ちゃん」をはじめ,他の本も読みたくなりました。

近いうちにamazonで注文しちゃおう。