35mm、ベスト判、120判フルサイズのコンパクトカメラ達、使い方によってはデジタルカメラにだって負けない描写をするが、大きさはどれもコートのポケットに入るほど小さい。一眼レフだとこれは不可能だ
昨日は余った時間を利用してベス単の試写を試みたが、最高1/50でしか撮れないのに強風吹き荒れる中2カットを無駄にし、またいつまで経っても全くやる気が沸かないので諦めた。仕方ないのでVPKに続き、もう一つカメラが付いてきたのを良いことにご報告しよう。
左側がそれ、この大判カメラみたいなラックピニオン?スタイルが好きなのよ恐らくだが、1920年頃製造の no.2A フォールディングオートグラフィックブローニーと思われる。貼り皮は合皮で100年も経てばパリパリ。で、フィルムは…130判(no.2cだと130判)と思っていたら120判フィルム使用とボディに書いてあった。この頃のkodak製品はデザインがどれもそっくりで、非常に見分けがつきにくい。
スプールには「さくらフイルム」と刻印されていた。かなり昔に使われてからそのまま放置されていたんだろう。ロールフィルムを使うカメラには最後に使ったフイルムのスプールが残る、どれだけ使われてきたのかも内部の傷から同時に分かるからなかなか楽しい。前回紹介したベスト•ポケット•コダックにも約100~80年前のものと思われるスプール(1914年特許取得の文字あり、しかもkodak製で末期のものとは色も材質も違う)が入ったままだった。
1996年まで製造していたとはいえ、1914年に取得した特許を80年も記載する企業ではないと考えての判断で、スプール自体もかなりの年代物感を出しておりそう判断した。二つとも長い間同じ場所に保管されていたんだろうか。
色々書いてある
どうせこの蛇腹は修理屋に行けば交換となる。ならばできる範囲で直してみたくもなるのである。色々ネットを探ってみたが、革用のタッチアップペンとパーマセルテープが良いらしい。和紙ってどうなのかも実験してみたい。勿論ライカの修理の練習も兼ねてね…でもライカは何処にピンホールあるか分からないだよなぁ。