良いスーツの選び方① | 出る杭は打たれても出る

出る杭は打たれても出る

しょうがないよね。
出る杭なりの理由(わけ)があるんだし。。。

え~、今日はかんたんに良いスーツとそうでもないスーツの見分け方を書いてみたいと思います。



以前はスーツを買うというのは、それこそ1ケ月分の給料をはたいて買うのが当たり前の世界でした。まさに一張羅ですね。



しかしここ十数年スーツも海外で大量生産されるようになってから、1万円スーツや今では2着で13800円スーツなど低価格スーツが大勢を占めるようになってきました。



スーツ販売業を営んでる小売店としては非常に歯がゆい思いです。。。



さて表題に「良いスーツ」と書きましたが、「高いスーツ」=「良いスーツ」ではありません。



スーツに限らず何でも高ければ良いものというわけではなく、スーツですから毎日一日8時間は着用するものですから自分に合ったものが「良いスーツ」なわけです。



ただその中でも専門的に、例えば生地の良し悪し、縫製や仕立などの観点から良いスーツ、そうでもないスーツの見分け方を「客観的」な判断材料の一つとしてここでは説明したいと思います。



僕が先ず目を向けるのが「ボタンの留め方」です。
一番わかりやすい方法です。1枚目と2枚目の画像を比べてみてください。



1枚目はボタンの穴を平行に留めています。これは明らかに機械で留めたボタンで糸が緩みやすく、ボタンも取れやすいです。
  



2枚目の画像はボタンの穴をクロスに留めています。これは機械ではできない留め方です。
つまり人の手によってしっかりと留めているので糸も緩みにくく、ボタンも取れにくいのです。
  
 

見た目的にも2枚目の画像って温かみが感じますよね。



まぁ、すべてこういう留め方が良いスーツ、そうでないスーツというわけではありませんが、一つの判断材料にはなるかと思います。



皆さんのスーツのボタンの留め方はどうですか?一度確認してみては?



次回は「襟」と「衿」の違いと重要性を書いてみたいと思います。ではでは。。。