役名(役者)
藍澤 夢乃(dream)
網谷 未夜子(ぽりたろ)
川井 千登勢(柚亜)
猪田 太河(くのん)
鳩羽 御尾(蛍空)
木村 楓(ももみん)
宝積寺 さくら(ひちび)
向井 薊(如月)
飯田 神音(ぼびん)
渡貫 未散(夢月)


『これより、殺し合いのゲームを開始します』
((2秒))
これが、何もかもの始まりの合図。
((2秒))
俺たちはこの合図とともに、他のクラスへ奇襲に出かける。
((2秒))
――殺すために((ここ皆))
((3秒))
2の7 3番。藍澤 夢乃
((2秒))
つまらない、こんな日常
何か、面白いことが起こらないか・・・
((2秒))
「ん・・・あ」
「おい!・・・ったく・・・落ちそうだったぞ?今」
「え?ああ・・・そのまま落ちてればよかったのに」
「物騒なこというなよ。お前、死にたいのか?」
「ん・・・まあ、うん。死ねるものならね。あ、でも・・・かっこいい死に方がいいね」
「なんだよそれ・・・」
「かっこいい死に方。なんか、面白いでしょ?」
「死んだら面白いとかないよ」
「わかんないよ?霊となって面白く暮らしてるかもしれないし」
「はいはい。妙にオカルトチックだよなぁゆめのんは」
「オカルトって・・・少し興味があるだけだよ」
「興味あるんじゃん」
「クスッ・・・まあ、確かに」
((2秒))
理科室から教室へ戻る途中の会話。
夢が階段から落ちそうだった時のことだ。
あの時は少しスリルがあって楽しかった。
((1秒))
教室へ戻り、いつもの席に着く。
いつも通りの日常。
いつも通りに今日物事が進んでいくと、思っていた。
だが、
(ビッ――ビビッ―――)((機械音))
いきなり、テレビがつき、砂嵐の画面になっていた。
当然クラス中がざわつく。
だが、このクラス以外もざわついていた。

どうやら、この現象はほかのクラスにも起こっているらしい。
一体何が始まるのか・・・
それを想像するだけで心が踊った。
好奇心、というやつだ。
そして、そこにピカチューのお面をかぶった人が現れた。
((1秒))
『これより、殺し合いのゲームを開催いたします』
((1秒))
教室、いや、学校中が一斉にざわつき始めた。
この一言には夢も驚いた。
だが、すでに、嘘、ということで処理しておいた。
((1秒))
『ルールは簡単。各クラスごとに分かれ、最後に生き残ったクラスが勝ち。教師の方たちは一クラスということでまとめておきます。・・・このゲームを終わらせたい方は、せいぜい他のクラスの人たちを殺してください』
((1秒))
この説明で、さらにざわつき始めた。
((1秒))
『なお、この学校は隔離された状態となっておりますので、逃げられません。では、幸運を祈ります。』
(ブチッ――)((機械音))
・・・笑える話だ。
こんな嘘を堂々というやつがほかにいるか?
勇気あるな、こいつ

「なあ、なんだよ今の・・・」
男子たちがびびってやがる
おもしろっ
いつもはしゃいでるやつがびびってやがんの
バカだねェ

「あ、あんなの嘘だろ!」
「そうだよな!嘘だよな!」
「・・・ホントかもよ?」
ボソッとつぶやいてみた。
これでさらにビビらせようと思った。

「あ、藍澤!びびらせようったってそうはいかねぇよ!」
うわー
むっちゃびびってるやないすか
おもろっww

(ガサッ)((物音))
(ザザッ――)((機械音))
『武器を準備しました。それを使い、殺しに備えてください。』
(ブチッ――)((機械音))
ざわざわ・・・((個人個人のアドリブでざわつく))
目の前には鋭く光る剣、迫力のある拳銃、剣道部が使ってそうな防具などが並べられていた。
いつの間に…
さっきまでなかったものが、目の前にあることによってざわつきは耳が痛くなるまでの大きさになった。
これはおかしい
自分でもさすがに気づいた。
この学校は何かがおかしい、と
「…じゃあ、行きますか」
「行くって…どこに?」
「他のクラスでしょ?ほかにどこがあるのさ」
「っ…このまま…このまま待機してれば、助けとか、さ、くるかもしれないじゃん!」
「このまま待っていたら、他のクラスにやられちゃうよ?やられる前にやっておこうよ」
友達同士が話してるのが聞こえた。
夢もその輪に加わり、どうするかを決めていた。
だが、よく見れば奇襲にいこうとした友達の足は、尋常じゃないほど震えていた。
「…夢先にいってるからね、ばいばい」
クラス皆の目が、夢の方に集まったのを感じた。
そのことを気にせず、隣のクラスへと歩みを進めた。