坂井 龍(さかい りゅう)
渡辺 優華(わたなべ ゆうか)
飯田 愛衣(いいだ めい)
横井 柊太(よこい しゅうた)
向井 リアン(むかい りあん)


孤独な少年
2秒
嘘つきな少女
2秒
イジメを受ける少女
2秒
暴力を受ける少年

2秒
深い過去を持つ青年
2秒
出会うはずがなかった少年少女たちの物語
3秒
あの頃の僕等はもういない(全員)

3秒
(キキーッ(急ブレーキ音))
「兄ちゃんあぶねぇよ!どこ見てんだ!」(似合う人が言う)
「あ・・・すいません。気を付けます」
「はあったく・・・」
2秒
(キキーッ(急ブレーキ音))
「姉ちゃんあぶねぇよ!どこ見てんだ!」
「え・・・?あ、すいませんお兄さん!次から気を付けます!」
「お兄さん・・・」
2秒
(キキーッ(急ブレーキ音))
「んったく。。。姉ちゃんあぶねぇよ!!」
「うわっ!あ!あ!ご、ごめんなさい!!すいませんでした!!」
「お、おう・・・そんな謝らなくても・・・」
2秒
(キキーッ(急ブレーキ音))
「今度は誰だよ!!何回目だと思ってやがる!!」
「あ‘‘あ‘‘?
(ヤンキー声)
「ひっ・・・す、すいません・・・」
2秒
(キキーッ(急ブレーキ音))
「もういい加減にしろよ!!!」
「おおっと、すまんすまん。そう怒るなってぇ」
「いい加減にしろよ!!!」


僕達が通っている高校は県立大渡高校。
僕達が出会った場所もこの場所だ。


「・・・部活・・・どうしよう」

この時の僕は部活も決まっておらず、暇を持て余す時間が増えていった。

クラスでは目立たない存在で、いつも会話の中には入れず一人孤独にいた。
孤独にはだいぶ慣れてきたが、ちゃんとした、僕を見てくれる友達が欲しいということは変わらない。
2秒
「やばい・・・部活決めてないよ・・・」

うちはずっと一人ぼっち。
周りから見ればうちはクラスの人気者で女子グループのリーダー。
だけど、それはうちがつくった仮面のうちの一つ。
仮面をかぶってかぶってかぶって、そうしているうちに、本当のうちが分からなくなった。
だから、他の人もうちの本当の心なんてわからない。分かるはずがない。自分でもわからないのだから。
2秒
「部活・・・私・・・」

私はいじめられています。
誰かに助けてほしい。誰かにこのとこを知ってほしい。誰かに・・・私の存在を知ってほしい。
クラスでは私がいじめられていることを知っているのは、私をいじめてる本人たちだけ。
誰でもいい、誰か私を助けて
2秒
「・・・いい機会だし、部活でもやろうか・・・」

俺の家庭は昔から最悪だった。
おやじは酒とたばこを毎日しているし、かあさんは夜までどこかほっつき歩いている。
そんなある日、おやじとかあさんが大喧嘩をして離婚した。
俺は討論の結果、おやじの家で暮らすことになった。
それから、おやじは毎日のように俺に暴言を吐き、反抗したら殴られていた。
そんな毎日に嫌気がさしてきた。
ここから逃げ出したい。
でも、行く当てがない。
どうすればいいか分からない。
誰か助けて
2秒
「ん?お前らまだ部活決まってないのか?」

俺の高校時代は最悪だった。
何かと周りに不幸なことばかりが起こる。
自分自身にはその不幸は起きないが、周りにいるやつらばかりがどんどん不幸になっていく。
そして、大親友だった奴が踏切で電車にひかれて死んだ。
警察は自殺だという。
だけど、あいつには自殺する理由がない。
クラスで孤独じゃなかった。隠し事だってなかった。イジメなんて受けてなかった。家庭内も安定していた。
なのに、あいつは踏切で死んだ。
全ては俺が悪いと最初は思っていたが、俺だけの責任という感じがしなくなった。
なぜかは分からないが、周りの奴らが悪いと思うようになった。
「高校に仕返しをする」ことを目的に、俺は高校教師の道を歩んだ。
2秒
「・・・誰に言ってるんですか」
「お前ら4人だよ」
「うちは面白そうな部活がないから入ってないだけだよ」
「あっ・・・・わ、わたしは・・・」
「・・・興味ない」
「ちょうどいいしさ、お前ら4人で部活作れよ。俺が顧問やったげるから」