ナレーター
白雪姫
小人
女王
鏡
家来
王子
毒りんご
鹿
「へいへい姫、おひさ~」
「昨日会ったばかりだ」
「そうだっけ?まあいいや。んでさ、ちょいと花畑でも行きます?」
「にやけるな。怪しすぎだ。」
「そっすかね?」
「ああ それと、花畑、行くか」
「話が早くて助かります」
家来に導かれるまま、花畑の道をたどっていると、
「あー・・・なんか花畑行くのめんどいんでここでやっちまうか」
「ん?なんだ?」
白雪姫が後ろを振り返った瞬間、姫に向かってナイフが降りかかってきた。
そのナイフを持っているのは、家来。
「すんません、姫。ちょいと天国いってください」
「行くかバカ!!てかナイフしまえ!」
「それは無理ですね、姫殺さなきゃ殺されるのこっちなんで」
「ええ!?ちょっ!こっちくんな!!」
森の奥まで追い込まれた白雪姫、ゆっくりと家来が近づいてくる。
ナイフを振り上げた瞬間、
「え!?ちょっ やばっ 変なとこみちゃった!」
1頭の鹿がその様子をみて慌てていた。
「おお、今日の晩飯だ!待て鹿!!」
「ええ!?ちょっなんで!?なんで俺!?晩飯とかやめて!!」
「ちょっと金欠だからお前みたいなのがいたら絶好のチャンスだんだよ!」
「だからって俺襲うのやめてくれます!?てか足速い!!足速いよお前!!なに鹿に速度追いついてんの!?やめて!!くんな!!」
「やめるかぁぁぁぁぁぁ・・・」
「・・・(汗」
白雪姫はぽつんと森の奥で一人取り残されてしまいました。
「ま、これで一件落着だな」
一段落つき、7人の小人と出会うはずの小屋へと白雪姫は向かいました。
その途中、
「・・・あ、白雪姫忘れてた。ま、こいつの心臓持って渡せばいっか」
「よくない!!俺はよくないよ!!」
「それより晩飯だ!!」
「くんなーーーーーーーーーーー!!」
「・・・鹿さん、ご愁傷様です」
成仏できるよう、手を合わせて、再び7人の小人の小屋へと向かいました。
「・・・ずいぶんきれいな小屋だなぁ・・・俺泊めてもらえるのか・・・?仕事なさそうだな」
きれいな山小屋の外で、独り言をつぶやいていると、
「ハイホー!ハイホーしご~とが済む~」
と、愉快な歌声が聞こえた。
「お、小人が来たか。・・・って、あれ?・・・小人・・・一人だな・・・」
歌声が聞こえたほうに目をやると、小人がいたが、その数は1人だけであった。
「・・・あ!忘れてた・・・小人狩りのせいで小人の数が激減して今ではもういないとされていたんだ・・・」
白雪姫のいうとおり、小人は昨年まで狩りの対象とされていた。
それで、数が激減し、今では絶滅危惧種扱いをされている。
「うわっ」
「うわっ」
「に、人間だぁぁぁぁぁ!!」
「ちょっと待て!!」
逃げようとする小人の肩をつまみ、持ち上げる。
「う、うわああああああああああああああああああああ」((思いっきり叫べ!!殺されるかもしれないから!!
「別に俺は狩りに来たわけじゃない。ちょっと家帰れなくなったから家に泊めてほしいだけだ」
「ほ、ほんとか・・・?」
「ああ、ほんとだ」
「・・・狭い家だけど、いいよ、入って(ニコ」
「お前、ここ7人住んでたんじゃないのか?」
「・・・昨年から、一人・・・また一人って、どんどん仲間が帰ってこなくなるんだ・・・されで、最後に残ったのが僕。でも、一人でだって・・・一人でだって僕は生き抜いて見せる!」
「これからは俺がついてるから、安心しろ」
「ほ、ほんとですか・・・!」
「ああ、俺だって一応剣ぐらいは習ってたしな」
「うわあぁ・・・尊敬しますっ」
「おお・・・出会って早々警戒してた人を尊敬するのか・・・なんか、複雑な気持ちだ・・・」
「ところで、あなたのお名前は?あ!僕はおとぼけです!」
「おとぼけ!?だったらしゃべらないんじゃ・・・」
「・・・ぼっちになると、空間が静かになるから喋りたくなるんです・・・」
「・・・そうか。お前も大変なんだな・・・」
「じゃあ、次は俺が自己紹介か」
「俺は白雪姫だ。よろしくね、おとぼけ」
「はいっ」
それから白雪姫は、小人のおとぼけと2人で同棲生活を送ることになった。
その頃、
「・・・よしっと これで鹿の心臓をくりぬいて、肉もくりぬけば大丈夫か」
家来は鹿の心臓をくりぬき、肉をその場ではぎとり、袋に入れ持ち帰った。
「女王~白雪姫殺してきましたよ、ほら、心臓」
「おお、よくやった・・・褒美に鹿の肉をやろう」
「え~俺鹿の肉もってるんで別のにしてもらえません?」
「そうか・・・では、牛の肉をやる」
「おお!気が利くな~女王」
「さっさと戻れ」
「へいへーい」
「さて・・・と、鏡、もう一度問う、世界で一番美しいのは誰だ?」
「白雪姫です。」
「ん?白雪姫は死んだはずだ。ほら、ここにある心臓が白雪姫のもののはずだ」
「いえ、そこにあるのはただの鹿の心臓です。白雪姫はぼっちの小人の小屋で小人と同棲生活をしています。」
「・・・家来!お前は首だ!さっさと私の城から出ていけ!!」
「え~マジっすか?でも、俺でてったら家来いなくなるっすよ?」
「構わん!さっさと私の視界から消えろ!!」
「へいへい」
「私が直接殺しに行こう」