神音「ごめん・・・皆、僕・・・」

どんっ

神音「え・・・」

がしゃん

家族4「ごめん・・・」

父「俺たちも死にたくないんだ・・・」

母「ごめん・・・神音・・・ごめん・・・」

姉「・・・命は誰だって惜しいんだよ・・・ごめん・・・」

兄「・・・ごめん・・・ごめんね、神音・・・」

神音は鉄筋の牢屋に閉じ込められた。

家族4人が押したために、


ヒトは誰だって自分の命を最優先にしようとする。

誰だってそうだ。

自分の命を犠牲にする奴なんて、そう簡単にはあらわれない。

この家族も自分の命を最優先に考えた。

その結果、神音が牢屋に閉じ込められることになった。

ソレダケの話だ。


イブ「やっぱりそうするよね~☆」

いつの間にいたのか、家族4人の後ろにはイブが立っていた。

「「「「!!」」」」

イブ「人は誰だって自分の命が大事だしね☆」

父「・・・ここで1週間暮らせば俺たちは解放されるんだよな?」

イブ「カミネちゃんはこの牢屋で一生暮らすことになるけどね~☆」

母「!!」

イブ「ただ~し!君たち家族の指紋認証でその牢屋は開けられます!・・・つまり、あなた方ならいつでもカミネちゃんを救うことはできるのです!さあ、どうする?」

「「「「!?」」」」

父「俺たちは、俺たちのしたいようにする。それだけだ」

イブ「面白い結果を期待してますよ~♪」


イブが部屋から出て行った。

部屋には神音のうめき声だけが響いている。

泣き叫び、助けを乞う。

聞いてるだけで苦痛になる声だ。


父「神音・・・やめてくれ・・・そんな声を出さないで・・・」

母「っ・・・ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい――」

母は同じ言葉をずっと繰り返し言い続けている。

姉「・・・こんなところに1週間なんて・・・」

兄「・・・」


―2日後―

神音「出して!ここから出して!お願い!ここから出して!」

神音はいまだ、泣き続けている。

夜の間もずっと、ずっと。

喉は完全にかれてるが、それでも叫び続けている。

食べ物も、水も与えられず1日が過ぎた。


3日、4日、5日・・・

ときはゆっくりと流れる。

神音の精神も、家族の精神も限界までいった、7日目

今日の夜、家族は解放される。

今は昼。

あと数時間・・・

母「やっぱり・・・やっぱり、神音を出そう!」

父「!!・・・ダメだ。俺たちは4人。神音は1人だ・・・人間の数が違う。だから・・・」

姉「・・・もしかしたら・・・もしかしたら、神音の能力はなくなってるかもしれない・・・」

兄「!・・・確かに・・・こんなに食べ物も食べられないでいたから、能力も発揮しないんじゃ・・・」

家族「よし!」

これが吉と出るか大凶とでるか・・・

きぃ・・・

鉄筋の扉の鈍い音があたりに響く。

叫び声は5日目あたりから消えていた。

もう、死んでるんじゃないか・・・そんな心配もあったが、神音はやせぼそって状態でねそべっていた。

声をかけると、ぴくっとだけ動いた。

その反応に喜んだ家族は、神音を抱きかかえ、外に出した。


「・・・ねえ、なんで出してくれなかったの?」


しゅんっ







イブ「クスクスッさいっこう☆ようこそ、カミネちゃん。試験合格だよ☆」





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最後こわいー☆