「清華は…どこいったんだ」

俺は言葉を絞り出して聞いた。

聞きたくない。でも、聞きたい。

そんな気持ちだ。

返ってくる言葉は、俺は分かっていたのかもしれない。

「殺した」
「死なない程度に、な」

「死なない程度に殺したって…」

「簡単に言えば、そこで寝てるやつと同じ状態ってことだ」

ケイタの方がソファで気絶しているアレンを指さしながら言った。

「・・・・・・・(ぼそぼそ」

海良がぼそぼそと何かつぶやいている。

俺は双子に殴りかかろうとした手を止め、海良の方を見た。

梓も同様に海良を見ていた。

「なんで・・・・なんで・・・なんで・・・・なんで!!」

海良は涙を目にためながらキッと双子をにらんだ。

「なんで?」
「そんなの決まっている」
「「あいつらが勝手に人間界に侵入したからだ」」
「我らは魔王様にお仕えしている身」
「当たり前のことをしたまでだ」

「人間と仲よくしてちゃダメなの?」

「当たり前じゃないか」
「魔界の者と人間とでは格が違う」
「一緒にされては困る」

「人間と…魔界の者…同じ地球でうまれたのになんでそこまで差が」

「「我(俺)らが特別だからだ」」

双子は馬鹿にするかのような目でこちらを見てくる。

うざったい・・!
何が特別だ
うざいうざいうざい・・・!

「死にたいのか?少年」

ゾクッ

背筋が凍ったように冷たくなった。

いや、実際に凍っている。

俺の下半身は氷漬けにされていた。

寒い・・・
足が・・・
感覚なくなってるし・・・
ああ・・・なんか、頭がもうろうとしてきた・・・

いや、ここで死んでたらダメだ。

ああ・・・でも、もう、無理・・・

ガクッ