*友理奈目線*
これは、つぼみたちと会ってパトカーに乗って警察所に戻る途中。
友理奈「追っては?」
??「さっきの路地裏あたりにまだいる」
こいつは巡谷恵多。
赤と藍色のオッドアイ(両目が違う色という意味)が特徴の僕の助手でありガードマン的な役割のある男だ。
そして、隣にはさっきから黙っている僕のもう一人の助手兼ガードマンの女、池澤杏樹がいた。
さっきからポッキーをじゃがりこ風に食べている。
友理奈「僕を追っても意味はないと思うんだが・・・」
恵多「いや、友理奈さん総監だから狙われるだろ」
杏樹「ボリボリ・・・」
友理奈「そうか?でも、総監だからって捕まえても意味はないと思うんだが・・・」
恵多「捕まえるんじゃなくて、殺すんなら意味はあると思うぞ?」
杏樹「ポキッ・・・ボリボリ・・・」
友理奈「縁起でもないことをいうなよ」
恵多「殺し屋ってのもあるらしいから、あり得るとは思うが」
杏樹「ボリボリ・・・」
友理奈「殺し屋?ああ、あったな。そんなのも」
恵多「そろそろこの問題片づけないか?」
杏樹「ポキッ・・・ボリボリ・・・」
友理奈「ああ、そうだな。あ、杏樹ポッキーくれるか?」
杏樹「いいよ」
友理奈「ありがと」
恵多「・・・友理奈さん?」
友理奈「なんだ?」
恵多「話聞いてたか?」
友理奈「ああ、聞いてた」
恵多「・・・はぁ・・・この人はほんと・・・はぁ・・・」
杏樹「恵多、いる?ポッキー」
恵多「はぁ・・・ありがとな」
パトカー内で僕が運転しながら、そんなゆったりとした話をしていた。
ドガッ
突如、タクシーの上から重たいものが乗ったような音がした。
僕を除く2人は、上を見た。
案の定、タクシーがへこんでいた。
恵多「・・・どうやら、さっき話した追ってが来たようだ」
恵多はそういいながら、目を赤くしていた。
こいつの能力は目を視る。
未来予知ができる能力だ。
非常に便利だが、週1程度しか使わない。
理由は後々話そう。
杏樹「どうする?」
友理奈「好きにして構わない」
恵多「それはありがたい」
杏樹「楽しみ」
ちなみに、杏樹の能力は少し特殊にできている。
右目と左目、それぞれ別の能力を所持している。
右目は目を狂わせる。
目を合わせた人間に悪夢を見せる能力。
左目は目を映す。
目を合わせた人間に自分が見たもの、感じたことを見せることができる能力。
どちらも面白そうな能力だ。
??「さーて!さっさと仕事終わらせますか!」
??「タクシー壊しちゃダメだよ、イブ」
??「まあ、いいんじゃない?」
イブ「いいんだよ!これぐらい!」
友理奈「ああ、別にいいぞ」
イブ「?」
恵多「いや、ダメだろ。まあ、友理奈さんが直すんならいいけど」
杏樹「もういい?」
友理奈「待て、今走ってるだろ。あそこに駐車するからそれまで待ってろ」
イブ「待ってるわけにはいかないんだよね~」
??「でも、ここから落ちたら死んじゃうよ?」
??「キラのいうとおりだよ、イブ」
イブ「リチアも~?まあ、少しだけなら待ってあげてもいいよ?」
どうやら、この3人組はイブ、キラ、リチアというらしい。
友理奈「ククッ面白そうだな、君たち」
イブ「なめてもらっちゃ~困るよ」
僕はそこらへんにあったどこかのビルの駐車場に、車を停めた。
友理奈「さあ、楽しんで?」
僕等は車から出た。