プク・・・・・プクプクッ・・・・

第5話 海の中で

ここは、蒼く澄んだ海の中。
優祐は深く、深く、どんどん下へ落ちていく。

ああ、どこまでいったのだろう
このまま俺死ぬのか?
そんなの・・・そんなのはヤダ
俺がここで死んで悲しむやつはいるんだ。
あ・・・兄さんととおさんも一緒だったのにいない
なんでだ?
あぁ・・・頭が痛い
痛いなぁ・・・でも、だんだん痛みがなくなってきたな
眠くなってきたし
あ、そういやぁフラン◯ースの犬でいってたけどこーゆーとこで寝たら死ぬんだった
俺もう死ぬ直前なのかぁ・・・
でも、きれいだなぁ
死ぬ前にこんなきれいなとこ見れて、俺幸せだな
兄さんととおさんも見てるかな?
俺、なんだこんなこと考えられるんだろ
まぁ、いいか

『ふふふ・・・お前、死ぬ前にそんなこと考えるのか?面白いやつだ』

あぁ・・・俺やっぱ死ぬ直前なのか

『まぁ、そんな話はどうでもいい。人の死なんて私には関係ないことだ』

そーいやーこいつなんだ?俺に話しかけてるのか?こいつ
目が見にくいからよく見えねぇな

『お前に話しかけてるんだ。聞こえてるんならいい。お前に渡したいモノがあるんだ』

やっぱ俺に話しかけてんのか
で、お前は俺に何の用だ?
あ、その前にお前誰だ?

『私のことなんてどうでもいいだろう。どうせ人はすぐに忘れるんだ。』

お前人じゃないのか?

『・・・どうでもいい。さて、ではこれをやろう。』


何も見えねぇからよくわからねぇよ

『ふふふ・・・まぁ、使えばわかるだろう。・・・では、私は行くぞ。目を現せ・・・小僧』

あ!
俺のこと『小僧』っていってくれた!