ここは、優祐たちが住んでる町の港。

第3話 出航

「はぁ・・・ふぅ・・・」

大きく深呼吸をする優祐。

――――――今から何が起こるのかも知らずに。

「忘れ物ありませんよね?優祐」
「おうよ!てか、子供扱いすんなっ」

がみがみと言い合い(優祐がムキになってるだけだが)は続いてる中

「おぉ――――いぃ!!」

遠くの方で大きい声がした。

「「あ!とおさん!」」

声の主は2人の父だ。
でかくてで活気があり威勢のある声。

「ふぅ・・・久しぶりだなぁ!庵も優祐も。ちょっと見ないうちに大きくなったか?このやろぉ!」

笑顔でそういいながら、2人の頭に大きい手をのせ、頭を髪がくしゃくしゃになるまで撫でまわした。
撫でられてる2人はとてもうれしそうだが、少し恥ずかしそうに微笑んだ。

そんな優しい父に連れて行かれ、漁ようの船に2人は乗り込んだ。
普通の漁の船より少し大きめなのがほかの船と比べればわかる。
少し錆びてはいるが、ぴかぴかでもあり、大事に使われてるのが見てわかる。

「よぉし!んじゃ、行くか!」

特徴ある声で大きく出航の合図をした。

_____それが、この少年の悪夢の始まり。