時は現代に戻り―――――

第10話  番外編

ガチャ

誰かがアジトのドアを開けて入ってきた

「団長!お久しぶりです!」
「うおい!ひっぱんなって!」
「ご主人すごい顔してますよ。きもいですご主人」

そんな騒がしい声が一気に聞こえてきた。
それに対してアジト内は暑いためか皆だらけきっていた。

「あぁ・・・如月か・・・」
「団長どうしたんですか!?そんなだらけきっちゃって」
「パーカー脱げばいいものを・・・」
「ご主人団長さんの服に興味があるんですか?それともあれですか?(にやにや」
「お前は暑くなくていいよな・・・こっちはすごい暑いぞ・・・」
「今日はいつもより暑くなるって言ってましたしね」
「やっぱりか・・・」

シンタローの体からは汗という汗がだらだらと流れていた。

「ん・・・やぁ、皆来てたの?」
「あ、カノさん。お久しぶりです。マリーちゃんとセトさんはいないんですか?」
「なんか、ビミョーにスルーされたみたいだけどいっか。マリーは部屋にこもって仕事してるよ。あとセトもバイトいってる」
「セトもこんな暑さでよく働くなぁ・・・俺には当分無理そうだ」

カノはソファでいつものように寝転がっていたが、たぶんそれは騙しているんだろう。
キドは壁にもたれかかり額に汗を少し流していた。

「みなさんだらけきってますねー」
「「「「お前(エネちゃん)はいいよな・・・」」」」

エネ以外が一斉にハモッタ。

「アハハッ・・・(苦笑い)そんなに暑いんでしょうか?私には分からないですね~」
「当たり前だろ。そんな機械の中にいるんだからな」
「相変わらずご主人はダメですね~(ハァ」

呆れ顔でエネは大げさにタメ息をつく。

「これならスタジオの方が十分涼しいな・・・」

ヘタ~と床に倒れこんでモモが暑さのためか、ストレスのためか疲れ顔をした。

「アイドルというものは大変そうだな。まぁ、俺には縁のない話だがな。」
「もちろんそれもありますけど、この暑さはたまらないです・・・」
「・・・まぁ、頑張れよ。」
「・・・(パアア)はい!頑張ります!」

モモの顔がパアアと輝いた。
よっぽど嬉しかったんだろう。

そんなある日のメカクシ団アジトのお話。
これから、団員がどんどんと増えて、この暑さがもっとむさくるしくなるだろう。