こちらは2021年11/10にLINEブログで書いた記事です。

2021年11/7にDaizyStripper(以下·デイジー)が和歌山県にあるレモネードカフェにてアコースティックライブ&サイン会を開催した。
今回はレモネードカフェ(以下・レモカフェ)を営んでいる喜志夫妻(集合写真中央)が今年いっぱいでお店を閉じると発表したことがきっかけで開催が決まったイベント。

この日アコースティックライブが配信もあったので私は配信でリアルタイムで参加。
久しぶりのデイジーアコースティックライブだったが、短い時間でも満足いく内容だった。

  レモネードカフェとは?

喜志夫妻の娘の真由子ちゃん(2009年永眠)が大好きだったX JAPANのhideが立ち上げたレーベル・“LEMONed”よりお店の名前を命名。
2005年に和歌山県和歌山市にオープン。
カフェのメニューはレモンとハチミツを使ったもの中心。
1階がカフェで2階がライブができるイベントスペースとなっている。

レモネードカフェを初めて知った方は音楽ナタリーさんがまとめた記事をどうぞ↓

  ライヴレポ

●セットリスト
1.色彩ヴィヴィド
2.罪な罰
3.BLACK DROPPER
4.D.A.I.Z.Y
5.innocence

レモネードカフェの2階のイベントスペースで行われたアコースティックライブ。

色彩ヴィヴィドはじまりは個人的に久しぶりな気がしてあの綺麗なピアノの音色がかかった瞬間とても気分があがったし、今回も歌詞メロディが色褪せてなくて感動した。
色彩ヴィヴィドの出だしのピアノの旋律はずっと好き。

MC )昨晩レモカフェでGEORGEさん(かつてX JAPANのローディやっていたミュージシャン)と一緒に打ち上げをやっていた話が出てくる。
レモカフェのママこと、喜志和子さんの煮物美味しいって話や集合写真でギターのまゆが顔をボーカルの夕霧が誇張して顔真似したり(笑)笑いもたくさん起きた。

2曲目の罪な罰はアコースティックでやるとより曲の世界観の夜の雰囲気が漂ってくる。
ドラム・ピアノの風弥がアコースティックギター弾きながらギターを叩いてリズムとっている姿が印象的だった。

MC)アコースティックライブは1年半ぶりだという話からスタート。
今月ギターのまゆの誕生日ライブでアコースティックやるよっていう情報から来月ベースのれいの誕生日ライブでアコースティック入れたくなったかもと、デイジーのライブの告知があった。(気になった方はこちらも配信もあるよ)

3曲目BLACKDROPPER略してブラドロはデイジーの中では激しくてライブの定番曲。
こちらも原曲とアコースティックでは雰囲気がガラリと変わり、違う曲のよう。
通常のライブではオーディエンスがステージに向かって走り、メンバーは煽りながら客席にダイブしたりしてカオス状態になる曲(苦笑)
(*このご時世の今はやっていません。)

ブラドロのアコースティックバージョンを初めて聴いたのは子供連れの家族で賑わうイオンモールだったんだけど、誰が聴いてもカッコいいと思わせるアレンジになっていてすごいと思った印象があり、今回も変わらず魅せてくれた。
最初の方歌わずにノリノリに笑顔でリズムとってる夕霧の姿に風弥がカホン叩きながら「歌えよ」と2回突っ込んでいるところを見て私も笑顔になった(笑)

MC)レモカフェで大人気メニュー“約束のチーズケーキ”はメンバーで取り合いになったほど美味しいって話から、ギターのなおがアコースティックもメンバーも好きっていう心温まる場面を見ることができた。

4曲目のD.A.I.Z.Y
最初サンバみたいなサウンドで最初は夏の定番曲の「サマバケかな?」って思ったし、アコースティックのイメージなかった曲だから、いい意味で裏切られた。
アコースティックだけど自然と手を上げてしまいそうになった1曲
この曲はメンバーを紹介する曲なんだけど、ギターのまゆになった瞬間、まゆは客席に向かって手を上げて弾くのやめちゃったところが面白かった(笑)
このライブでデイジーは歌わなかったり弾かなかったり“引き算”を覚えたようだ(笑)
また、この曲では風弥がキーボード、ギターの二刀流で演奏しているおり、そちらにも注目して見ていただきたい。
アコースティックって聴かせるだけでなく、こうして楽しむこともできるってことを教えてくれた。

MC)夕霧が14歳でギターをはじめて後にhideモデルのギターを買った話やはじめて和歌山に来たときの新鮮だった気持ちを話してくれた。
「まっしろな気持ちを伝えたくて最後にこの曲を送ります」
innocenceがスタート。
innocenceは歌詞もメロディもとても綺麗でアコースティックにぴったりの曲。
夕霧が気持ち込めて歌うところもぐっときたし、間奏のまゆのギターソロ、風弥のピアノも原曲とはまた違った美しさが引き立っていた✨
この曲はアーカイブ期間何度もリピートしたくなるぐらいアコースティック映えしていてすてきだったと思う。

演奏終了後はメンバー1人1人が一言残してライブは終了した。

  追記ーボーカル夕霧から聞いたhideと真由子ちゃんのエピソード 


デイジーのボーカル・夕霧はhideの大ファン。
hideのギタープレイに惹かれたのはもちろんだが、hideの優しい人柄にも惹かれたのだという。

難病を患っていた真由子ちゃんはX JAPANのライブに行く機会ができ、そこからhideと真由子ちゃんの交流がはじまる。
真由子ちゃんのことをhideは友達と公言していたり、真由子ちゃんがhideのために編んだマフラーも大事に使っていたという。
そして真由子ちゃんが骨髄移植で危篤状態に陥ったとき、母・喜志和子さんがhideさんにそのことを伝えた手紙を送ったところ、hideは仕事のスケジュールを全てキャンセルして真由子ちゃんに会いに行き、奇跡的に真由子ちゃんは危篤状態から抜けて回復したという。

デイジーは2008年味の素スタジアムで行われたhideメモリアルサミットに出演し、そのイベントに来てた真由子ちゃんと夕霧は会って話もしたそうだ。
そんな縁もあり、レモカフェを営む喜志和子さんとの交流がずっと続き、今回のイベントの開催に至った。

夕霧のファンへの思いやり、優しさはhideの影響もあるかもしれないとたまに感じる。
hideと真由子ちゃんとのエピソードを話す夕霧の声はより優しく感じるからだ。
夕霧のおかげでhideのすてきなところ知れたり、デイジーがきっかけでレモカフェの存在を知ることができた。
レモカフェが閉じる前にイベント開催できて本当によかったと思う。

レモカフェを営んでいる喜志夫妻の人柄もとても温かいようなのでお近くの方はぜひ立ち寄っていただきたい。

  後日談

こちらはLINEブログに書いてない内容です。
和歌山県にあるレモカフェは閉店してしまっているが、昨年、神奈川県藤崎市でまた営業をはじめたそうだ。
気になった方はぜひチェックを♪