僕は、自分が大嫌いだ。

自分の身体つき、顔、髪、性格、神経、感情…全てが嫌いだ。

僕は、もともと一人称は私だった。
これでも、女なのである。

なぜ、僕になったかというと自分を変えたかったから。けど、そんな簡単に自分を変える事はできず、今に至る。

僕は、とても泣き虫で、よく公共の面前でも泣いた。

泣きたくはないが、泣けてくる。
感情が高ぶったわけでも、人見知りや上がり症でもない。けどなぜか涙が出てきた。

止める事はできない。

家に帰ってからは自分を攻める。
当たり前だと思う。
他人に迷惑をかけてるのだから。

そんな自分も嫌いだ。

他人に心配をしてもらう自分も嫌い。
感情を人前であらわにする自分はもっと嫌い。
感情や声なんてなくなれば良いのに。
小さい頃からよく考えていた。

自分の生きる意味はなんだろう。
よく考えた。

答えなんか見つからなかった。
ただ、死ぬ以外は生きるしかないと、思って今にいる。

生きる事が楽しいと言うのはそうなのかもしれない。けど、今の僕には戯言でしかない。

僕が泣いた時の姿をみてだいたいの人は自分をおかしい奴、いかれてる奴と思っただろう。当たり前だ。自分でも思うのだから。

一人、僕にわざわざ話しかけてくれた人がいた。
「どうしたの?」
あぁ、この言葉も怖い。
心の中では僕に笑い、話しかけてるのだろう。
くだらないと思っているのだろう。
見下してさえいるのだろう。

人が嫌だ。周りの目が嫌だ。全てが嫌だ。
逃げ出したくなる。けど、逃げたって行き場所もないし、迷惑をかけるだけ。

なんで泣くんだろう。
感情なんてなくなれば良いのに。
消えれば良いのに。

嫌い、大嫌い、消えろ、消えて…


なんで僕は今、ここにいるのだろう。
死んだって誰も悲しまないのに。
二酸化炭素が増えなくてすむのに。
人口がほんの少し減るだけなのに。
数字で現れても形では現れないただのガラクタなのに。

…なんで僕は、今、ここにいるのだろう。