僕の学校には今年から教師になった壮年男性がいる。
実の所の、彼、先生は生徒から嫌われている。
いや、生徒だけならいいとしよう。でも先生からも、同職の方からも嫌われ気味だ。

教師と言う職上はよく分からない。
生徒にはいい顔をして、職員室や生徒が帰ると化けの皮を剥がしあれこれ言っているのだろう。
あの生徒はあれがいけない。とか、〜先生の悪口を言っていた。とか、挨拶をしていない。とか、発言をしない、集中していない、ここがいけない、あの生徒は好い。あの生徒は好まない。
そんな事ばかりを口走っていると僕は思う。たが、きっとこれだけでは足りないと思う。

話を戻そう。
僕達のクラスは元々、口が悪い。
思った事をすぐ言うし我慢と言う事を知らない。
しかし、気に入ったものやこと、人にはとても興味を示し、単純に言えば、その人の言うことを聞く。
しかし、嫌う人からは話は聴いてもまともに受け入れない。
その新任教師の授業が始まる前から彼のことを言う。
「キメー。」
「こなくていいって。」
「前の先生の方がいいよな。」
「授業なに言ってるのか全然わかんねぇ。」
「眠くなんだよなー。」
「顔みたくない。」
「笑方とかマジキモイよね。」
「うわーマジで一生こなくていいよ。」
たったの数分でこれ以上の言葉が並べられる。
人の感覚と言うものはとても奇妙だ。
一人が嫌い。と言ったものを数人が口を揃えて言うと嫌い。と認識する。そして残りの人たちさえも嫌い。と認識する。
なんて簡単過ぎる感覚だろう。
自分の意思を持てとはこのことだ。
人の感情に流されず、僕達は自分の意見を言わなくてはならない。それが良い方向へと導くならなおさら。
自分が虐められると考えて恐いのだろう。
あぁ、みな怖い。
人を恐れ恐れ恐れ、生活している。
それに加えいじめが起きる。
あぁ、なんて恐いのだろう。恐怖なのだろう。 苦しいのだろう。
いじめが起きる関係と言うのはなんだろうか?
友達からやられるのならばその人らは友人ではない。
ただの人だ。
いや、人の価値すらないかもしれない。
ただの愚か者だ。
そう考えたら、いじめをするのが愚かで醜く、哀れだと思わないか?
そしていじめをやる人らはただの馬鹿で、アホで愚かで人間と言う軸がずれている。
そう考えれば楽だろう?
人をあざ笑う。
いじめをされている人が人間と言う軸から外れてる人にしてなにが悪い?
人を傷つけることしか頭にない人。
人に好かれてもらおうことしか頭にないやつ。
自分の思い通りにいかないと気が済まないやつ。
あぁ、あぁ、なんて無様なのだろう。
笑えてくるよ。腹のそこから。

人を傷つけることしか頭にない人はなにが楽しい?悪口を言って何が楽しい?

影で人のことを言って、自分はそのことができているのか?

人を見るのも嫌ったことをある。
触ることも話すことも、そばにいる事さえ嫌った。
その空間に一緒にいるだけで嫌気がした。
なぜ、自分がこんなにも人を嫌ったかと言うとその人の肌だとおもう。
その人はとても綺麗な肌。と言える肌をしていなかった。
触ったらとてもザラザラしていて気持ち悪い。
そう思って避けていた。
いや…避けづつけていた。
その人は自分をどう思ったのだろう。

僕がその人に間違ったことをしたと気づいたとき、聴いてみた。
僕のことどう思ってた?
嫌ってると思ってた。
普通に、たわいのない話をする時のように返された。
何とも言えない感覚を憶えた。
ごめん。そう素直には言えなかった。
自分はとても臆病だ。
何かに縋り付き自分を安全地帯へと送り込む。
なんて自分は最低なのだろう。

人の肌なんてどうだってなるのに。
見たって被害はないのに。
こっちにはなにも被害はないのに。
なぜ、相手を悲しめる様なことをしたのだろう。
相手が自分を嫌っていたなら別にいいかもしれない。
けど、何とも思っていない相手にまでそのようなことをしてしまうのはいけない。
それこそいじめだ。

僕に何かを語る権利はない。
ただ、これだけは言わせて欲しい。


君は気づいていなくても人を苦しめてないだろうか。
本人が言ってないから、泣いていないから。
そんなのはダメだ。
人が与える影響はとてもでかい。
貴方がもし人を苦しめその人が死んでしまったら…貴方は共犯者、犯人になってしまうかもしれない___。