辿着(若紫)02

前回のお話

あれは1週間前の夜
あたしにとって

もちろんあんたにとっても
大きな・・

そして新たな道ができたのかな
そんな夜だったね


真柴の愛車ゲレンデヴァーゲン車中


流れる景色をぼんやりと見ていると
徹っちゃんが話しかけてきた


「にしても姐さん久しぶりっすねぇ」

「ほんとね」


相変わらずな徹っちゃん
いずみさんとは1ヶ月前結婚して今は新婚さん


「今日も暑いっすね」


「○○○○」(好きな言葉を入れてね)


「やぁ~そう言ってもらうと照れるっすよ
でも姐さんこそ組ちょu(ry」


言い終わる言葉を遮り
あたしは徹っちゃんにマイクタイソン顔負けの
ぐーを後部座席から繰り出す


「痛いっす姐さん(ノ_-。)」

「そんなんじゃないわよ!
なんであたしがあんなやつなんかと!
今日はた~またま暇だっただけ!
勘違いしないでよねっ」


あたしはシートにどかっと大袈裟に座りこむ

なんだか懐かしい


でもなんでだろ
徹っちゃんといずみさんの式以来全然連絡してこなかった
あいつが急に呼び出すなんて
しかも前日になって・・


まさかねぇ
今日あたしの誕生日だから?
はたちの・・
今まで特別にそんなことされてないし。。


昨日
冴子さんにあいつとディナーだって言ったら


「くれぐれも粗相のないように」


なんて言ってたっけ・・
出かける前もだったけど!


どうせあたしをおちょくるだけでしょ!


「はぁ~」


でも・・ほんとは少しドキドキしてる。。


「どうしたんっすか?
溜め息なんかついて」


ミラー越しにあたしを伺う徹っちゃん


「な、なんでもないわよ
危ないから前見て運転する!」


さっ!と慌てて前方に向き直る徹っちゃん
ラッコみたい( ´艸`)


「それだったら、ぐーで
パンチは余計あぶないっす(ボソッ」

「何か言ったかしら?」

「いえ・・気のせいっす」


そんなやりとりをしながら
『La Plume des Anges(ラ・プリュム・デ・アンジュ)』
に到着した

辿着(若紫)03

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