「どんな決着であろうとも」
何故かはわからない
勝ち札を持っているのは
彼等のはずなのに
怖れている
怯えている
見せられない札を
同時に持っているからだ
手を明かせば
その札がオープンになるからだ
僕の手は
カラだ
今
何故か僕が優位に立っているのは
手がカラだからだ
失うものを持っている者と
何一つない者
攻める必要はない
ただ
からっぽの笑顔で
突っ立っていればいい
彼等が
カードを伏せたまま
立ち去るつもりであったとしても
今の僕は
カラ手のまま
コールを掛け続ける
-'16,07,26-