【 淋しさに声かけて 】
ひとりぼっちが恐くなり
人恋しさに声かけて
ふりむいたのは淋しさだった
自分の心の何を 認めたくなくて
閉ざしてしまおうとしたの
全て欺いておいて
逃げこんだ非常口は 湿った階段
一目散に地の底へ
戻れない事は 知ってたくせして
静まる闇が恐くなり
心細さに耐えきれず
救けを求めるように 名前を呼んだ
たわむれだった訳じゃない
誰でも良かった訳じゃない
だけど ふりむいたのは淋しさだった
次は何を誤魔化すの
自分からまいた 種を刈り取りたくなくて
キレイ事だけ並べて
逃げまどうその先々 見透かしてるように
必ず 咲き乱れている
罪の花びらの香りに 追われて
たわむれだったと言わずに
誰でも良かったと言えずに
深まる闇の迷路を流されてゆく
浅知恵で選んだドア
愚かさで走った道
まるで報いのように 嘘は転がる
全てを捨て去ろうとして
心を偽ろうとして
自分から跳びこんだ 夜だったくせに
ひとりぼっちが恐くなり
人恋しさに声かけて
ふりむいたのは淋しさだった
-'76,11,12~'94,05,12-