▼「QUIZ」 | Silver_Arrow_74

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「QUIZ」

ここでクイズです

君がはじめてくれた
「はじめて」は何でしょう?

って
個人的すぎて
僕以外答えられない

正確は
「名前」です

何千枚もの名刺に埋もれて
整理できないくらいの名前のなか
仕事をし続けてきたのに

珍しい姓でも名でもないのに
僕にはどちらも
該当する記憶がなかった

お客さんの事なら名前も会社も
ボトルも血液型も誕生日も
幸ちゃんに聞いて
二年前に一遍しか来てない人でも
すっとボトル出せるから

と言われるくらいの
データベースだったから
間違いない

シフト表を見て
「あ、はじめての名前だ」と
思ったのを覚えている


でも その先の「はじめて」は
半分くらい
僕の使い慣れた生き方を
ひっくり返すものだった


好きになったらどうしよう

腰まで上がって来た水から
上がる術くらい心得ている

でも 君には
タイマーがあったから

ま、いいや
いなくなったら
泣けばいい

久しぶりだし
誰かを好きな気分を味わって
泣いちゃう気分も
ちょっとくらい満喫しよう

と、水に浸かっていたら
君のタイマーは

故障していた

上がる水位
流されそうな焦燥
鳴りやまないスクランブル
起動しているのか
いないのかさえ
確かめられないタイマー

あんな恐怖は
もう十分です

結局そのまま流されて


でも
次のタイマー発動時には
ああ、やっと来たか
まあ、あとは泣いちゃえば
くらいで大丈夫だった
のに

よりによって
体勢を立て直した翌日に
君は違う人相を見せてしまった

眼鏡を外すと別人になる
70年代の少女漫画は
80年代には
ギャグ仕様になってたはずだ

2016年の今になって
それをまともにやられるなんて
こればっかりは
僕じゃなくても
貧血だと 今でも思う

おかげさまで僕は
書いた事がない類のものを
書いてしまった

僕の書いてきた物には
性的な匂いのする物は
一切なかった

書くと言う行為と
性的な物は
明確に切り離されていた

けれど
あの時の「衝撃」が主題なら
過程として避けて通れない

別に主題ではないので
恥じらいはなかった

のに

そこを踏み越えると
別な部分でさえも
慎みがなくなってしまった


幼かった頃の「はじめて」は
似た類のものすら見た事のない
本当の「はじめて」だった

ある程度
経験を重ねてしまったら
「はじめて」は減ってゆく

似た経験しか重ねてなければ
なんでも
見た、聞いた、通過した、
慣れた事ばかりになってゆく

君は
僕の「慣れ」を
片っ端から切り崩し
「はじめて」だらけにしてしまった


そして
永遠に使わないはずの
「はじめて」を
使わせた

『愛してる』なんて使う
キ〇ガイみたいな自分は
大嫌いだ

てか、信じられない
そんなん、自分じゃない

でも
使ってしまった


ここでクイズです

こっから先、
僕はどうなっちゃっうんでしょう

使った事ない言葉を使った
今、
すっきりして
さっぱりして
きっぱりできると思ってたのに

どんどん
着地点が見えなくなってゆく


もう『大好き』を超えちゃったのに

まだ
流されてゆくのかな

タイムリミットが近いのに
どこまで行ったらいいのかな


こんな
不安定なまんまなら
書かなければ良かった
『愛してる』なんて


でも、
本当の
事だから
仕方ない

のかな


いやだな
正解が見えないクイズに
このまんま
流されて

僕は
どう
なっちゃっうんだろう


慣れた解答集が

今はもう
まるっきり
役に立たない



-',,-