「一番 救われない終わりかた」
どうしてと
幾万幾億叫びたかった
憎しみに抵触しそうなほど
危うい恨みがましさ
棲息水域をはるかに超え
胃の腑まで
肺を満たすまで
責め苦のように溢れる
歎きと悔恨に
あるいは悲しみに
ありふれた
けれど
これは
私だけの悲しみ
何の使い途もない
けれど
あの日々を費やした揚げ句、
この山のような
悲しみ以外に
何一つ残らなかったのなら
この悲しみは
誰にも譲る訳にはいかない
ひとかけらもあまさず
すべて私だけの悲しみ、と
幸せを祈れるようになるまで
おそらくは人よりも
たくさんの たくさんの
さまざまな さまざまな
むごく
苦しい終わりを
味わってきたつもりでいた
けれど
はじめて
知らされる
言いようもなく
つらく
むなしい 終わり
あなたの言動を
なーんか バカって言うか
かわいそうって言うか
棒にも箸にもかからない人だな
と
もう薄笑いすら出せず
虚脱して
見ている
テレビよりもどうでもいい
寒々しい
軽蔑
-'16,08,02-