喪主は長男に振りました、だって喪主の挨拶があるでしょう、長男それに気づかずいいよ、と引き受けてくれました

後でお嫁さんがゴーストライターになって大変夫婦で頑張ってくれました

お通夜の打ち合わせをしていると主人の会社の九州支社の方がお二人新幹線で駆けつけて下さり、一ヶ月前に、もう〇〇は、抗がん剤してるとか言ってるけど危ないぞ、って聞いていたと。

ずっと心配してて、昨日一報を聞いて慌てて来たと。有り難くて泣けてきました

お通夜が始まりまだ何かどなたのお通夜?

ああ、お父さんか、現実を突きつけられて

泣けて、泣けて、泣けて、

主人の会社の方々、中学生の頃からのお友達、いつも遊んで頂いていたお友達、皆様号泣して頂いてて、お父さん、あなたはなんて罪なことを、こんなに沢山の人を泣かせてしまって、、、

中学の同窓生の方々が入口に色紙を置いて下さって皆様それぞれ主人へ、言葉を残してくれました

ご近所の友達夫婦も娘さんたちお二人連れていらっしゃって、娘さんたちも号泣してくれて、

そう言えば俺が第二の父やから変な彼氏来たら追い返すぞ、なんて言って可愛がってたなぁ、

会社の社長筆頭にトラック野郎達もあんなに男の人が泣くのを見るのは初めてでした

お父さん、あなたは愛されてるよ、

喪主としての長男の挨拶、

言葉少なめ、でも泣きながら、でも大きな声で、来て頂いた方々へ、御礼の挨拶、立派でした

私じゃなく長男にしてもらって、良かった


その夜は会館に私、長女、長男夫婦が泊まりました、主人の前で、お食事の残り物で、息子と私はビールを飲んで、、ゆっくりとお父さんとの夜の時間が流れて行きました


沢山の方に来て頂いて、やっぱり家族葬より少し大きめの会館にして、ここにして良かった、お父さんに恥ずかしい思いはさせてないよね、


長男が、あー、明日おとんが焼かれてしまうねんなぁ、冷凍保存できへんかなぁ、なんて言うからみんなで、大笑い

そんなお通夜の夜でした