～今日は残りの人生の最初の日
友人宅で年老いた母親を介護するのを尻目にハイボールで年末の憂さを晴らし、正月用にと暇な時間をつぶすのに準備しておいた古の映画を何本か堪能する。
以前より目を付けていた靴をwebで注文し、到着したらソール減り防止の金具を踵に埋め込もう。
ここのサイトはカード情報流出が懸念されるのでwebからの振込みとしておくことに泥濘はない。
今夜はあと数時間で娘らと食事に出かける予定。
そんな映画だった。
今年の滑り出しが順調なだけに映画のような結末にならないことを祈る。
なにせ、ケヴィン・スペイシーと同じ誕生日なのだから。
GWに入ってカレンダーめくって初めて気がついた
風光明媚な海外の風景写真かと思いきや
今年は動物シリーズだった＾＾
7.8月がギリシャ サントリーニ島のロバだった
夏を乗り越える自信なくした。。
氷まじりの風が真っ黒な窓を叩いている
パリパリと
凍った道路を踏みしめ乾いた足音が過ぎていく
車が氷を踏みしめて止まり
酔客を吐き出す
底冷えのしじまに笑い声が響く
遠ざかる排気音
うとうとと夢を見た
街を逃げ惑う自分がいた
始発をぼんやりと待っている繁華街に人影がない
ビルの外壁が毒々しさを既に失っているので
あの喧騒に身を隠すことは無理だろう
白いセダンが止まり
助手席から猫背の男が降りてあたりを探す
男が何かを探している
自販機の陰に身を潜めた筈だが
男のサングラスの端に蠢く姿を捉えられる
気配を悟られないよう建物の角を使って
雑居ビルを潜り抜け男の追尾から逃れる
男もこちらが対象者なのか疑心暗鬼で一定の距離を保っている
ビルにエレベーターを見つけＲのボタンを押す
果たして男は気づくのか
車の窓をスクレイパーで削る音がする
遠くで重機が行ったり来たりしている
車のバックソナーの音が夜の帳をこじ開ける
男はどこか別を探しているに違いない