数年前ここ京都、宇治川のほとりで悲しい出来事が起こりました。
母と息子さん2人で伏見のアパートでそれなりに楽しく暮らしていて
近所の評判もいい息子さんでした。
息子さんは母との生計をガードマンの仕事で支えていました。
勤務先の上司の評判もよく、真面目に勤務していました。しかし
お母さんの認知症が進みかなりの介護が必要となり仕事をやめ
なければいけない状況におちいり生活も緊迫し区役所にも相談
に訪れましたがいい返事はもらえなかったようです。
ある日、もうこれ以上生活は無理と思い詰めお母さんが元気な時
2人でよく出かけた京都の繁華街、京極通りにお母さんを車いすに
のせ京阪電車で出かけ最後の楽しいひと時を親子は楽しみました。
2人は再び電車で伏見まで帰り、気がついたら宇治川のほとりに
きていて、母は息子に「もうあかんのか」と尋ね息子は「そうや」と
答え、母は「しょうがないな」と答え・・・悲しいことが起こりました。
そして裁判では近所の方の嘆願書もあり執行猶予付きの判決で
裁判官は被告の息子さんに「お母さんを弔ってあげてください」との
人間味ある暖かい判決でした。
私は母が生前、他界後も病院の定期検診でこの近くを通りますが
この悲しい出来事を思い出すたびに、私も母の介護の経験を思い
出すと涙があふれる出来事でした。しかしこの日も何もなかった様
に電車は河川敷の上を駆け抜けていきました。
お断り・・・画像は悲しい出来事とは直接関係ありません。K-21~



