かんどり舟は、昔から川漁師が主にアユを掛けるために使っていた

川舟です。

今、那賀川橋周辺の漁業組合員は250名(私も亡くなった母も

組合員)ほどいますが専業の川漁師はほおんどいません。

最近では、アユの時期のみ使用あれているのが現状です。




昔は、川舟もたくさんあり子供の頃よくあそんだものです。


カンどり舟の特徴は川の流れにそうように、上下左右のひねりに

対応できるよう、軟構造になっています。

キールはなく、リブも最低限の使用で杉の1枚板を多様し作って

ありあす。板と板の隙間はヤシの繊維のようなものを詰め水止め

してあります。

クギ類は、海の船は真鍮クギですが、川舟は鉄製のクギを使用

しています。なぜか?・・・さびて水止めになるからです。




人が乗るデッキは取り外しができるすのこ状の「す板」を敷き詰めて

あります。真ん中より少し上のBOXは釣ったアユを生かしておく

いけすで底には、タテ状の穴があけてあり水が出入りする構造に

なっています。

竿はいけすの横にブリキでしつらえた筒状の竿さしに立ててあり

ます。




舟の推進は、画像右の竹竿で先端は、川底の石を押しても割れ

ないように木でできています。私たちはミザオと呼んでいます。

昔は川漁師の方が、七輪で炭火をおこし、竹をまっすぐにしたり

青竹の油を抜いたりしている光景があちらこちらで見られたもの

です。入ってきた水を(アカ)かえだす木製の小さな箱をアカかえ

と言います。

アンカー(いかり)は船の後部から投げいれます。




秋の落ちアユ掛けの風景です。


徳島 吉野川のかんどり舟とは形状は異なります。吉野川の

かんどり舟は今も半田とゆう地域で製造されているとテレビで

言っていましたが、那賀川では製造中止で今は、FRP製の、

かんどり舟になり少々味気なくなっています。