1ヶ月ぐらい前から「作ってやるぞー」って言っていたフリーゲームが
完成いたしました。
タイトルは『The Box Of Lore』。
都市伝説作成ADVです。
年末なんで、Vectorやふりーむなどの会社の人はお休みしてるだろう、ということで
直接Webページへ。
何回かクリア&個々のイベント確認は割としたつもりなのですが、
バグは見えないところからやってくる……。
研究やアルバイトなんかでプログラムを組んでいると、
プログラムって作るよりデバッグの方が大変なんだなあ、
としみじみ再確認できます。
特に今回は変なシステムを使用しているので大変。
最近、個人的に面白そうだなあと思っていた四八が
バグで評価が酷いことになっているので、ビクビクものです。
他にもキャラクターの性格変かも、とか。
ストーリーに矛盾が残ってたらどうしよう、とか。
文章が淡泊だったかな、などなど。
心配性の家系の自分には、色々悩むところはあるんですが、
あんまり悩みすぎるといつまでも公開できなさそうなので……。
都市伝説、学校の怪談が好きな人にプレイしてもらえると
嬉しいです。
あ、今気づいたら、
登場人物の名前が霧埼に……。
どんだけ流行り神好きなんだろう、自分。
**********
バイトも昨日で終わり、
大学も年末の閉鎖になるみたい。
昨日プログラムなどを修正するために持ってきた。
なんか、データをwebから収集していると、
検索エンジンからハジかれてるみたい。
Botでの攻撃と勘違いされてるんだろうか……。
年明けからは地獄の修論マラソンか……。
**********
そういえば、WEB幽の投稿怪談に送って掲載されなかった作品。
今回はギリギリアップという奇跡は起こりませんでした( ̄_ ̄ i)
でも、こういう場所は創作の励みになりますね。
来年もボチボチ送ろー。
『回収人』
弘がプレゼントを送ってくれるらしい。今年もクリスマスには帰れないから、と申し訳なさそうに電話越しに喋る彼は、少しかわいかった。プレゼントの内容は、もうわかっている。手作りのハスカップケーキだ。ハスカップの果実がふんだんに使われていて、市販のものよりもほんのり紫色で、上面にはジャムでサンタクロースが描かれている。弘は元々料理が得意な方ではない。単身赴任する前だって、休みの日に料理を作らせてみると、たいてい目標とは違う物体ができあがる。卵料理は全て炒り卵に。野菜炒めは、とろみをつけるとか言いながら片栗粉を大量入れて、ゴテゴテになってしまったっけ。そんな彼が、悪戦苦闘しながら台所でケーキを焼く姿を思い浮かべると、悪いとは思いながらも自然と笑みがこぼれてしまう。
最近、世間では、気持ちのこもっていないプレゼントを奪い去っていく怪人がいるという都市伝説が、まことしやかに噂されている。それほど悪意を持って語られないのは、気持ちのこもっていないという点が大きいからだろう。もう1つ何かあった気もするけれど、どちらにしろ私の場合はまったく関係ない。これ以上に、気持ちのこもったプレゼントなんて存在しない――そう思うのは私の自惚れだろうか?
私は待った。クリスマスを過ぎても、何故か弘のプレゼントは届かなかったけれど、きっと手間をかけすぎて、当日に届くように送る事ができなかったのだと思った。もしかしたら、いつのまにか弘本人が家の前まで来ていて、遅くなってごめんメリークリスマス、とケーキを私に手渡して優しく抱きしめてくれるのかもしれない。粋な演出だ。私は間違いなく泣いてしまうだろう。
私は待った。けれど、いつまでたっても弘のプレゼントは届かなかった。もう今日は大晦日だ。毎年、弘が家に帰ってくる日でもある。たぶん、配送の手違いだと思うのだけど、帰ってきたら彼に聞いてみよう。そう言えば、雪の情報はどうだったかな。飛行機が飛ばないなんて事にならなければいいのだけど。
テレビのスイッチをいれると、ニュースが映る。天気予報はこの後だ。帰ってくる弘の事を考えていると、ほとんど中身が頭に入ってこないけれど、ふと聞き覚えのある単語が出てきて、私は画面を見た。生活保護を受けている家庭に、ハスカップのケーキが送られてきて、留守番をしていた子供がそれを食べて亡くなってしまったのだという。ケーキには青酸系の毒物が含まれていた。貧しい家庭を狙った悪質な犯罪だ、とコメンテーターが珍しく顔を真っ赤にして怒っていた。ケーキの上には、子供が喜びそうなサンタクロースの絵が描かれていたらしい。
私は待っている。
もうすぐ、弘が帰ってくる。