世界には多くの精霊がいると言われているが、その中でも特異な存在がメガネの精である。
彼らは元々自然界には存在していない、いわゆる付喪神的存在であるため、地位はそれなりに低いようである。
しかし、彼ら自身それらを気にすることはほとんどない。自分の仕事だけで精一杯であるためだ。
彼らの仕事は多岐に渡るが、有名なものとしてはステレオグラムの立体視を補佐することや、
メガネを格好良く思える人数を増やすことなどがあげられる。
彼らは、たいていレンズに住み着き、そこからメガネの持ち主の顔を至近距離から眺めるのを好んでいる。
最近は鞍替えをし、コンタクトレンズに移住するものもでてきてはいるが、ほとんどはまだメガネに残っている。
コンタクトレンズでは、あまりにも距離が近すぎるためだ。