「キリスト昇架」ルーベンス作
十字架の上にある、紙のようなものには以下のように書かれています。
"IESUS NAZARENUS REX IUDAEORUM"
「ユダヤの王、ナザレのイエス」
よく"INRI"と訳されます。
何種類かの言語で書かれています。
当時、ユダヤ王国は滅んでいてパレスチナはローマ帝国です。
「ユダヤの王」というのはローマに反抗する者の代表という意味で、
王には冠が必要だ、と言って荊(いばら)で編まれた冠を嵌められます。
そして反逆者であるとして十字架に架けられるのですが、
おおよそ100kgほどあると思われる十字架をイエス自らにゴルゴダの丘を運ばせます。
そして十字架に架けられる、そういうシーンです。
「聖母被昇天」ルーベンス作
真ん中にあるのは聖母マリアが昇天するシーンです。
右下の方には棺があり、確かにここにあったマリアの遺体がなくなったことに人々は驚きます。
マリアは魂だけでなく肉体も昇天します。なので遺体は棺から天使達が持ち上げていってしまいました。
この絵に多くの天使が描かれ猛烈に持ち上げている様子はそういう様を表しています。
「キリストの降架」ルーベンス作
ネロが一目見たかった作品はこの絵です。
この絵はアルターピース(祭壇画)であり観音開きの様式で当時、
教会はお金を払わないと見ることを許しませんでした。
貧しかったネロは鑑賞するお金が払えなかったのです。
ロンギヌスの槍によって突かれたキリストの胸からは血が流れ出しています。
これによって絶命を確認したのですね。
左にいる濃い紫の服を着てイエスに両手を差し出す女性は聖母マリアです。
通常聖母マリアは青い服をまとっていますが悲しみを表現する時は着衣は紫色になります
(白の場合もあり)。
一番手前でイエスを両手で支える金髪の女性はマグダラのマリアです。
大聖堂内の絵画の配置はこのようになっています。
You look, there is a painting of Rubens.
Patrasche, you're so tired, aren't you.
Me too.
I 'm really sleepy.
ごらん、あれがルーベンスの絵だよ
パトラッシュ、疲れたろ
僕も疲れたよ
なんだかとっても眠いんだ
フランダースの犬は日本でのみ大人気なため、現地の大聖堂前にネロとパトラッシュが居ましたが
実はこの像が何なのかは日本人を除くとあまり知られていないそうです。
それはともかくアントワープで見たかったものが見れて満足でした。































