「飛び」を考える、10回目の今回が最終です。
様々な角度から、いくらでも書けそうなもんですがそうもいかないようです。
今回は、自分のスローについて、ポイントを絞って書きたいと思います。
ろーちさんのブログ(「ひよこ塾」でも出てきてますので知ってる人は知ってる)で、過去エントリーを読み返してみると頻繁に「眼で見て狙う」という類の表現が出てきます。
感覚で狙う、ではなく、見るではなく、「視る」感じでしょうか?これを集中して最近特訓してきました。
狙いを見ていた、今までのイメージは、
左のようにダーツを狙いに「真っ直ぐ投げる」だけを考えていました。
グリップをいつも同じように持てるようにして「真っ直ぐ投げる」
矢の向きを狙いに向けて、「真っ直ぐ投げる」 等々。
見ている先は丸いボード全体をボンヤリ見ていたと思います。
眼の動きと投げることがリンクしていなかったようです。
しかし、ラインというものがハッキリと分からない自分にはこういった3次元なイメージはあまり現実的ではなく、矢印どうりに飛ばないダーツと、描くイメージのギャップによりダーツと狙いとの間に線を引くのを少し控えて、「視る」ことに集中します。
だいたいこんな感じ。Bullを上下左右全体からピントを合わせていく感じです。
これでも良かったんですけど(既にこの辺りから自分の解釈に置き換わってます)、矢が飛んでいくことと、狙うことが上手くあってないようで、しっくりこない感じでした。
よく下にハズします。少しイメージにアレンジが入りますが、それは後述します。
次に、「真っ直ぐ投げる」ですが、オートマチックに出来るようにしました。
右の図は、以前のセットアップを正面から観た感じです。
肘が、この図では左側に逃げていて、何より体が全体的に前を向いてしまってます。
結構頑張って真っ直ぐ投げれるのですが、真っ直ぐ投げることにものすごく神経を使い、「狙う」こと「視る」ことまで気が回りません。
コレを・・・、
それに加えて正面から見たときの体の開きを少なくしました。
実際はこんなに大幅に変ってませんが、感覚としてはこれ以上に変ったように思います。
真っ直ぐ投げること、が結構ちゃんとできるようになったと思います。
それは、ボードの下に姿見を置いて、投げまくった結果、どうも真っ直ぐ出てないようだったのを修正した結果です。
こんな感じで対面して設置して投げてみてます。
ダーツが外れて鏡に突き刺さったら?
…今のところ叩き割ってはいないです。
この前から自分の姿を目視するのは効果が高いと思います。
実際、自分の投げてる姿をみて確認したりしています。
思っているほど真っ直ぐは投げられていないことがショックでした。
なので修正してみたわけです。
やってみて割っても責任はもてませんからね!
さて、これでなんとなく真っ直ぐ投げられる雰囲気は出てきたわけです。
ここで、下に抜かない、だけでなく「飛び」をよくすることが少しできるようになった自分のテイクバックについて図解します。
ここで狙います。
ものすごく狙います。
ず~っと狙うのですが、多分ここで狙うのが一番いいと思います。
その時のエネルギーのイメージが左の図です。
テイクバックの最深部に来た時、「タメ」をここでつくります。
ギュイーン…(笑)と頭の中で言ってます。
こんな感じでエネルギーの渦を巻いてます。
しかし、時間にして1秒無いと思います。
決して止まっていません。だから多分ピクピクしてます。
セットアップの辺りで手首を「クンッ!」と軽く効かせる感じです。
この矢印のような感じでエネルギーを放出します。
この時、狙いを「視る」ことがどうやら相当効いてくるようです。
「視てる」とこに入らなかったら、それはハズれなんですね。D-Bullしか狙ってません。だからハズレっぱなしです。ハズレてS-Bullです。
この狙いを「視る」とき、上述したようなイメージではどうもリリースのエネルギー開放と上手くリンクしません。
で、こんな感じで狙いを「視て」、グハァーと狙ってます。
弾丸が銃身を回転しながら推進するように、飛んでいくダーツが狙いに向かって絞り込まれていくような感じ。
そんなイメージで狙いを「視る」ようにしています。
テイクバックの「タメ」と、この狙いを「視る」イメージが同じようにすることでトリプルへのヒットが格段に良くなりました。
11月末に5%だったのが、現在10%ですから手ごたえも感じます。
クリケの平均MPR:1.9だgったのが、最近当たり前のようにMPR:2.5になってます。2.3だと「低いな」と感じます。
3.0で推移していて正直丁度いいくらいで、たまに4.0以上で中盤まで行く時があります。
それだけトリプルが入るようになってきた感じです。
もちろん、1点台も打ちますよ。
狙って狙って、そこをひたすら「視る」というのが現在の僕の「飛び」を考える、の最良の方法かな、ということで本稿を終了とします。
追伸:
「オレはそうは思わない」等、お待ちしております。