最近の夜な夜な深夜便。
「Do The Right Thing」
89年のスパイク。
これ観たことなくて、出演者みたらびっくり。
ダニー・アイエロ(レオンのトニー役ね)とか、
ロージー・ペレス(これ、映画初出演なのね)と実に派手。
スパイクは、このあとに
92年のマルコムX、
96年ゲット・オン・ザ・バスとこの路線を貫き、
ラスト・ゲームあたりから上手な社会派にシフト。
25時間やインサイド・マンで極上のサスペンス、
セントアンナの奇跡という極上の美描写と
良作ばっかりなんですよね。
こんなきれいな作品の段階上がれる人もそういない。
「Do The Right Thing」
そんなスパイクの鋭利な時の作品だから、
とても青臭いし、すこぶるファッション的。
彼の手掛ける40acresも全面にカラーが出ていて
衣装や背景選択にもまっすぐなパワーがある。
この後、マルコムXにいくので
内容的にはその付箋を張りながらも、
模索してたんだろうなぁと感じた。
キング牧師、
マルコム以降の黒人社会を日常の狭い範囲で切り取り
その中でコンパクトに、そして強烈にメッセージを残した内容。
どちらかというと、白人に対し牽制を打ちながらも
黒人に警笛を鳴らした作品かなと感じた。
個人的にパブリックエネミーが頭から離れなくなった。
「We And the I」
今、自分がこの時代の気分だから
どうしてもこの手は観てしまう。
興味ないとまったく面白くない作品だと思う。
内容としては、
一時間半ぐらいぎっちり下校途中の高校生の会話なわけで
それが面白いのかというとまったく面白くはない。
切り取りセンスも正直微妙。
だけれど、見終わったあとに感じる
「誰でもこういう時代が確かに存在したのだ」という部分。
その記憶に触れてくる部分がピンポイント過ぎて、驚いた。
作品の裏側に込められたデリケートな部分に泣ける。
泣けたのは、そういう時代だったからか。
今の人にはわかりにくいとは思う。
「Captain Phillips」
色々思うことはあったけれど、
これで観るべきは
トム・ハンクスの円熟ぶりじゃないかしら。
ここまで創り込んだ人物でも、
演技自体はフォレストガンプを抜けれてない気がする。
見せ場の派手さは圧倒的なので、
こちらのほうが円熟具合は当然味わえるわけだけれど
ターミナルのほうが演技としては素晴らしかった。
トムは狂気を演じなくても、
日常で立ってるだけで狂気が生み出せる
他にいない役者なわけで、
そこを楽しみにしているわたしとすれば
今回のトムは少し物足りなく感じた。
「オッド・トーマス」
うーん、好みはあるだろうけれどうまく出来ている。
一時間半できれいにまとめられた作品だと思う。
監督がハムナプトラや
G.I.ジョーのスティーブン・ソマーズなので
その辺を期待すると肩すかしかもしれない。
でも、最近の流行というか、時代性というか
海外ドラマの延長、みたいな創り込みとしてみれば
うまく続編まで繋げられた展開だし、
ラストの引きつけも見事だと思う。
見方が完全に海外ドラマだっただけに、
ラスト20分の伏線に気づかず最後で号泣。
やられた...と感じた感動はありがたい。
「ディアトロフ・インシデント」
実話がまさにタイムリーなだけに、納得できる作品。
Rec風に持ち込む必要はなかったのに、とはわたしも感じた。
政治背景をもう少し細かく書いたら、
良作になったと思うけれどな。
でも、そうなると重た過ぎて売れないのかしら。
「東京マグニチュード8.0」
2009年にフジで製作された全11話のアニメーション。
東京で巨大地震が発生したらという設定で進められていて
内容も頷ける展開が多い。
皮肉にも、この二年後に3.11がくるわけですが
今観とこうかなと思い見始めた。
これも賛否はあると思うけれど、
YouTubeですべてアップされているので
お時間あるかたは是非。
「ファイナル・ブレイク」
プリズンブレイクのその後
という前・後編。
正直、これはいらなかった気がする。
わたし的には、あのラストでフェードアウトするから
面白かったのに、と思ってしまった。
これをやるなら、10話以上必要じゃないかしら。
と、思ったんだけれど
この日本語のPV観て
そうか、そういう気持ちでみれば良かったのね
と反省しました。
わたしはマイケルより、マホーン派です。
全然関係ないけれど
最近、笑ったもの。
よく出来てる。