

ここ二年の流れが変わってきました。
すごくいい。
プラダのルック見て、あぁ..と納得。
ボックスの着丈短め、そこに細身ストレート。
これジャストレングスじゃ面白くないし、ギャルソン巻きでもだめ。
このコンパクトなタイトライン、そして余白。
さすがミウッチャ、これを待ってました。
しかし、ボリュームの余白が美しい。
これ見ると、ラフのカットとミウッチャのカットは似てるなと思います。
でもこのラインの丸みはミウッチャなんですよね。
このルック見て、ラフは天才なんだなと改めて思いました。
毎回難しい位置にいってしまうラフですが、なんとか彼には持ちこたえていただきたい。
ディオールの選抜も間違いないと思いますが、
個人的に彼のジル・サンダーは好きでした。
彼もマックイーン同様、「ある意味」悲劇のデザイナーなのかもしれません。



この13秋冬間違いなくトップルックに輝くのは、サンローラン・パリ。
まだA/Wルック公開されてませんが、全世界が待ち望んだコレクションとなるでしょう。
これはカムバックの13S/S。
繊細さは相変わらずですが、触れて切れてしまう危うさは薄くなった。
完璧。

そして、デザイナー交代から完全な戦略勝ちなケンゾー。
良いです。
間違いなく売れます。
しかし、ケンゾーがやるべき仕事じゃない。
これをデザイナー交代でやるなら、中堅でやるべき。
こんなメガブランドでやるべきじゃない。
前デザイナーのアントニオ・マラスがいかに素晴らしかったかがわかります。
残念です。

その点、苦しい中でよく耐えてます。
イッセイミヤケ ここで開花してきました。
前シーズンからの新素材も手玉になり、プリーツの新企画も美しい。
デザイナー交代の苦しみが開花してきた瞬間だと思います。
ディレクションをメンズは切って、コレクションオンリーにしてのも正解。
重さが消え、宮前さんの軽さが良くでています。
A/Wが本番ですね。

そして、ギャルソン。
前シーズンが世界的ヒットとなっただけにどうかと思いましたが、
安心の内容。
川久保さんの未来は、もうここに行き着くのでしょう。
構築より、破壊。
ここからは、川久保さんにしかいけない世界だと思いました。
残念だけれど、ヨウジさんはそこにはいけなかった。
その「背負う」という思いもあるのかなと、感じた内容でした。

ラストフォトは、わたしの大好きなジュールス・ゲイトン。
ステューシートライブの彼のスーチングはかっこいい。
88年のフォト。
スケーターである彼のクロージングは、ジャンルレスにタフでいることを教えてくれました。