愛してる。そう発する度に僕の心をノックする強かな微笑み。

愛してる、僕は愛してるんだ。

微笑みはやがて見えなくなる。
残ったのは種子。

愛してる。

そう働きかけると成長する種子。
この種子が花開くとき僕らは...
君をみていた
いつも君だけを

君の目にはなにが映っていたんだろう
とてもとても眩しかった

そんな君が大好きで
だけど その眩しさが怖くて

ただ、ただ君をみていた

君はみていた
ずっと前だけを

周りなんてみる余裕もなくて
一心に夢を追っていた

もちろん僕なんかかすめもせず
ただ、ただ前をみていた

交差することのない視線
触れ合うことのない視界

それがわかって辛かった
でも、それでも君をみていた
ただ、ただ奇蹟を信じて
運動はできた
勉強もできた
容姿も悪くない
人付き合いもそれなりに

何をやっても上位には入れた
何でもこなせた

じゃあ 何が得意なの

得意なことなんて何もなかった

あなたはできる子だもの
何も極められていないよ

突出したもの 何もないんだよ

僕にはなにがあるの
考える 考える
いつまでも 考える

できないことは特にない
けど 胸を張れること 
何も無い

虚しいんだよ 

これが好き これが有ればいい
そんなものが 僕にはない

どんな気持ちかわかるかな

できちゃうから
苦労しないで 平均超えちゃうから
誰にも理解されない

それも辛い

できるけど トップにはなれないんだよ

何かが 僕も欲しいよ 
つー つー
雨垂れ

たたずむ僕らに落ちる雨

ピシャ ピシャ
勢いを増す

止まらない 留まらない

溢れる
頬をつたい地面へ 
零れる

地は固まらない
厳しく太陽が照らすあの夏に
あなたとの想い出を紡いだ
恋が眩しかった

月明りがやさしく降る夜に
あなたとの想い出を紡いだ
温かい匂いに包まれた

懐かしさが充満するあの街で
あなたとの想い出を紡いだ
新しい命が芽生えた

今 まさに今この場所で
あなたとの想い出を紡いでいる
幸せを育んでいる

これからも ずっと
あなたとの想い出を紡いでいく