永遠を信じたあの日
2人をさえぎるものは何もなかった

空気は空間となって2人は1つ
あの夜は暖かかったね

風が私たちを纏うのではなく
あの時は私たちが風を纏っていた
暖かい風の毛布に2人で包まれた

今 私の隣にいるあなたの前のカクテルグラスに
再び液体が注ぎ込まれることはないのですか

今度はテキーラでもウォッカでも構わないから
ねえ 甘くなくてもいいから
空になったグラスを見つめる私の頬を伝うのは、液体

終わりにしようといって扉を開けたあなたを追う
キンという音を放つような冷たい空気は
2人を別の空間に閉じ込める

風はもう私を見ていなかった