生活発表会の後
ある人に話しかけられた
一瞬誰だかわからなくて戸惑ったけど
記憶をたどり、何とか思い出した
るぅが年少の頃の担任のA先生だった
その頃のA先生は独身だったけど
今や結婚して、2児の母となっている。
A先生は私にとって心に残る先生だ。
ゆぅの妊娠がわかったのが
るぅが幼稚園に入る少し前の事。
だから先生は、ゆぅがお腹の中にいる頃から
その存在を知り、成長を見てくれていた
とても信頼できる先生だったので
ゆぅの担任にも絶対なって欲しいと
密かに思っていた。
ゆぅが年中さんの時に
A先生が副担任になったのはとても嬉しかった
その時には子どもが1人産まれていたので
担任は持たなかったみたい。
でも二人目ができ、切迫早産の為に
早めに産休に入ってしまったので
みてもらえたのは短かったけれど…
毎年進級前には、クラスごとに
担任、副担任の先生へメッセージカードを書き
それをプレゼントしている。
私はそのメッセージカードに
A先生へ思いの丈を綴った
A先生がとても心に残っているのは
私が辛かった時に、先生としての立場で
一生懸命寄り添ってくれたから。
るぅが年少の時に、ゆぅが産まれた訳だが
ゆぅは34週に早産未熟児で産まれた。
その為、しばらくゆぅは入院生活
それでも1ヶ月かからず退院はできた。
ただ退院前のMRIで、脳に異常があり
障害が出るかもしれないと宣告
そんな絶望的な気持ちの中で、父が急死…
これでもかってくらい打ちのめされて
私の心には全く余裕がなかった
ゆぅに障害を負わせてしまったかもしれない
そんな罪悪感でいっぱいだった。
私に余裕がなくなることでるぅも情緒不安定に…
父には子育てをすごく助けてもらっていたし
るぅも父にすごく懐いていたから
生活が一変してしまったのだ。
ゆぅに罪悪感を抱く事で
私はゆぅにかかりきりになった。
と、同時に
るぅに多くの関心を寄せてあげられない
そんな罪悪感にも苦しんだ
父が危篤状態にあった時、A先生は
「預かり保育とかでも対応できるので
るぅちゃんの事で困ったら言って下さい。」
と即座に言ってくれた。
私がるぅやゆぅへの罪悪感の弱音を吐いた時も
忙しい中、お手紙を書いてくれて
私はその気持ちにどれだけ救われたか…
しかも、主任の先生にも話してくれ
主任先生からも丁寧なお手紙を頂いた。
るぅの事は、先生方も支えますと言ってくれ
本当に心強かった
だから、A先生がゆぅの副担任で
成長したゆぅを見てもらえて
少しの間でもとっても嬉しかった
その時の思いとお礼を、ゆぅが進級する時
A先生のメッセージカードに書いたのだ。
それが9ヶ月前の事。
その時も今も、A先生は育休中で
ずっと会えてはいなかったのだけれど…
今回の生活発表会を見に来てくれていて
私の書いたメッセージがとても嬉しかったと
声をかけてきてくれたよう
そんなの私の方が嬉しすぎる
会えて本当に嬉しかった
仕事してた時の先生とは
ちょっとイメージが違って
すぐわからなかったのもある…
しっかりお化粧して
髪もキレイに整えられていて
とっても可愛らしかったので
そりゃ仕事で大勢の子ども達と必死に
向き合ってる時とは違うよねぇ。
A先生にはこれからも
この仕事を続けて欲しいと切に思う。