これは過去の記録です。
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毎年、冬にやるお祭りがある![]()
歩行者天国になり、たくさんの出店が出る。
昨年はゆぅが小さく行けなかった。
だから、今年は家族4人で行けるのが楽しみだった。
その場所へは、家から電車で一駅。
駅を出ると、出店はもう始まっている。
私達は電車で出掛けた![]()
まずは境内まで歩き、お詣りしてから
出店で色々お買い物しようと思っていた。
私も子どもの頃母に、買うのはお詣りしてからだよ~ってよく言われていた![]()
でも、たくさんの出店を前にして
るぅが我慢できるはずがなかった![]()
境内に着く途中でもう「疲れた~
」と座り込む。
仕方なく、るぅの食べたがったチョコバナナや
お菓子の量り売りのお店で買って、食べ歩きながら
何とか境内まで辿り着いたー![]()
るぅに、「何をお詣りするの?」と聞くと
「じいじが元気になるように。」
なんて言うもんだから、途端に切なくなる…
だけど![]()
そのあとは
あれ食べたいこれ買いたいのオンパレード![]()
とてもじゃないけど、買いきれない。
出店のものは、何でも高いんだよー![]()
しまいには地面の上に寝転がり始めた。
芝生と土の上に
沢山の人が見ているのに![]()
私の言う事も耳には入らない…
こうなると本当に困ってしまう。
未熟な私にはなす術もない![]()
そんな時、1人の年配の方が
「踏んじゃうよ~。」と言って足を上げてみせた。
するとようやく起き上がってくれた。
私は何度もその方に頭を下げながら
その場をあとにした![]()
やっとるぅが起き上がって帰れると思った所で
夫に会社から電話がかかってきた![]()
ちょっと待っててと、その場に取り残される私達。
冗談でしょー、こんな時に![]()
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こんな時まで仕事。こんな状況で…
本当にイヤになる![]()
夫の電話で時間をくってしまい
帰り道もやっぱりグダグダ。
何度も座り込んだり
「お面買いたいー
」「飴食べるー
」
叫ぶように泣く。
本で読んだ、子どもの気持ちを受け止める。
欲しいものに対して「そうなんだ。○が欲しいんだね。おいしいもんね。」とまずは気持ちを受け止めてから、買えない理由を話す。
イライラする気持ちを抑えながらもやってみたけど
効果なんてなかった。
一瞬静かになっても
買ってもらえないとわかればまたわめく![]()
ただただ、疲れた。
何とか駅に辿り着き、ご褒美にと団子を買った。
みたらしときな粉の団子を買い
箱に入れてもらった。
その場で食べると言い出し
もういいやと箱を開けた。
すると、るぅの食べたかったみたらしに
きな粉がついてしまっていた。
そんな事で、また大騒ぎし始める![]()
もう、うんざりだった![]()
ホームに行き電車が来る迄、少し待ち時間があった。「こっちの電車が来たら乗るんだよ。」
そう説明して、待っていた。
なのに![]()
反対側の電車がやってきた時
突然走り出したるぅ。
驚いて私も追いかける![]()
こういう時のるぅは素早く
開いた扉の電車に飛び乗ってしまった![]()
寸での所で追い付き、電車から降ろす。
血の気がひいた![]()
それと共に、下手すれば命の危険があったことに、るぅの行動に怒りがわいた。
これはきちんと言わなければならないと思った。
周りの人の目がある中
帰ってから言おうか迷ったけれど
今言わなければ意味がないと思った。
なるべく柱の陰になる所へ行き
今の行動はとても危険だったこと。
扉に挟まれたり、線路に落ちることもある。
もし扉が閉まって、1人だけ反対の電車に乗っていたら、もうパパやママに会えなくなってたかもしれない。
とか、なるべく感情的にならず
るぅに分かって欲しくて必死に話をしたつもりだった。
その時はるぅも、目に涙をためながら聞いてくれていた。
その様子を、夫はゆぅを抱っこしながら近くで見ていた。
話が終わり、夫の所へ戻ると…
夫がポツリと話しはじめた![]()
さっきの私達親子の様子を見ていた1人のおじさんが
「あんなのは虐待だ
今すぐ止めさせろ
」
と、怒鳴っていたと言うのだ。
私は正直、全然気づかなかった…
ただただ、必死に話をしていた。
でも虐待と思われたんだ…
本当にショックだった![]()
でも、もし私が
そのおじさんの言葉に気づいていたら…
たぶん怒鳴り返していただろう。
あんたに何がわかる![]()
じゃあ、あんたはどれだけ素晴らしい育児をしてきたんだ![]()
言い返したかった衝動にかられた。
そのおじさんの言葉に夫へ
「それで、あなたはどうしたの?」
と聞いたら
「何も言えなかった。」
と言われた。
それもショックだった![]()
違いますとも言ってくれない
むしろ夫も虐待なのか?と迷ったらしい。
そうだよね。いつもいつも怒ってばかりの私。
自分だって、こんなふうになりたい訳じゃない。
もっと楽しく子育てしたいよ。
でも自分でもどうすればいいかわからない。
るぅに言ってしまった。
「もう、るぅとは一緒にお出かけしたくない。」
こんなの八つ当たり。
虐待という言葉が私に重くのしかかった。