これは過去の記録です。
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葬儀場へ着き
父の安置されている部屋へ向かった。
部屋へ入ると
顔に布がかけられた父の姿があった。
本当に死んでしまった…
そう思ったら、父の傍へ駆け寄り
大声をあげて泣いてしまった。
るぅが近くにいたにも関わらず
「お父さん、ごめんねー。お父さん、ごめんねー。」
何度も何度もそう叫んでいた。
私があんなに父に、心労をかけ続けなければ
2人目を産まなければ
こんな事にはならなかったのかと
そんなふうに思ってしまった。
でも泣いてばかりはいられなくて
ここから葬儀の打ち合わせやら何やら
進めなければならない事はたくさんあった。
母の気丈に振る舞っている姿に
私もしっかりしなきゃと気持ちを奮い立たせる。
ただ、子ども達のこともあり
まだ2ヶ月のゆぅの面倒を見ながらなのは
なかなか大変だった![]()
それでも、お通夜を何とか終えて、次の日。
告別式まであと20分という所だった。
告別式の間は義父母が控え室で
ゆぅを見ていてくれる事となっていた。
そんな告別式も迫る中、ゆぅがうんちをした。
私は慌てて、オムツ交換をする。
母乳のみで、まだ緩めのうんちの中に…
血が混じってる![]()
ポツン、ポツンと赤いものが何ヵ所もあった![]()
「どうしよう。ゆぅのうんちに血が混じってる
」
まさかこんな時に、こんな事態になるなんて…
私は焦って焦って頭をフル回転させた。
とりあえず病院に電話![]()
病院に電話し
まずは電話口の看護師さんが話を聞いてくれた。
すると、運良く担当の先生が電話を受けてくれた。
私が慌てた様子に、落ち着いた口調で
「わかりました。今から来られますか?」
と、聞かれる。
今から…どっちを優先したらいいかわからない![]()
私は今の状況を先生に話した。
父が亡くなり、今から告別式であること。
今すぐ行かなければ
ゆぅにとって都合の悪い状態であるかを聞いた。
先生は察したように
病院へは明日でも大丈夫なこと。
今回の出血はおそらく
消化管アレルギーの症状のひとつ。
だから、今回症状が出揃ったと考えられる。
私を落ち着かせるように、丁寧に説明してくれた。
先生のおかげで、少し冷静さを取り戻し
父の告別式も無事に終えることができた。