これは過去の記録です照れ


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人工授精も結果につながらなかった。

何となくわかってはいたけど、想像以上に心が疲弊していた。


このまま病院で治療を続けた方がよいのか

仕事をしたいのか…

答えが出ない。


治療のことばかりな毎日が本当に辛い。

治療以外のことが全然見えなくなっていて、このままじゃダメだと思った。


だから私は治療専念をやめ、再び仕事を始める。

ただ生理不順だけはきちんとしたくて、個人病院へ時折は通った。



街ではあちこち子ども連れた人を見かけるのに、どうして私の所にはいないのかな。


そんな日々の中、義実家へ行ったある年のお正月。

パジャマ姿の義妹がいた。

切迫流産で安静の為、帰省中だった。

義実家近所のご夫婦も、挨拶にみえた。


私は義実家ではいつも借りてきた猫のよう…

義母も人見知りなのか、あまり話しかけてはくれず。

子どももいないから、いつまでたっても

共通な話題もなく打ち解けられずにいた。


そんな中、義妹が

「今、お腹に赤ちゃんがいてー…」と

近所ご夫婦に話しはじめる。


すると近所のご主人の方が

「良かったなー」と言うと共に

話の矛先が私の夫の方へ。


「お前んとこは、随分前に結婚したのに子どもはまだかー。もしかして種無しかぁ?」


驚くような発言に、あの頃の私はただただ笑うしかなくて。

奥様の方が慌てて

「そんな事言うもんじゃないよ!」

と諫めていたけれど。


義父母もなにも言うこともなく、夫も苦笑いだったかな。

その後のことはあまり覚えていない。


でも帰りの車の中で抑えていた涙が溢れて。

大声で夫の前で泣いた。

夫は種無しなんかじゃない。

原因は私なのに。

その場で言えていたら何か違ったかな。


今の私なら言えるかもな。

だいぶ打たれ強くなったつもりではいる。