忘れられない季節です。




好き、とは絶対に言えなかった。




もうその人には大切な人がいて…2人ともあたしは大好きだったから。




だから……。




どこかに○○さんみたいな人いないかなぁ~、ってだけ。
一生懸命にさりげなく言ってみた。




これが精一杯の『好き』。
それ以上はNG。




あたしの親父で兄貴で憧れの…いい男は、にっこり嬉しそうに笑ってこう言った。




俺は日本で一番いい男だからな。

(↑注。はっきりいってV系ではありません。しいて言うならアニマル系です。本人は間違いなく本音でこう言ってます)




…だから、

お前は世界で一番いい男を探せ。





……………。






大好きでした。





逝ってしまってから何年経ったのかな。





ちょうどあの時も…沈丁花の香りがしていました。