オランダ絵画の黄金期 17世紀のオランダ | ツアコン ESSEの旅ネタ館

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16世紀、当時のヨーロッパは王侯貴族やカトリック教会が強大な権力を握っていた時代。


オランダはスペインの圧政に苦しんでいました。


しかし、隣国ドイツで起こった宗教改革を契機に、カトリックの牙城であるスペインの支配から脱却し、独立を果たしたのです。


そして、初の市民国家、オランダ共和国が成立しました。



スペインによる、カトリックの強要に苦しんだ経緯から、オランダは国教をプロテスタントとし、教会の内部を宗教画で飾ることは禁止されました。



これは、画家にとっては一大事、いちばんの顧客である王侯貴族はいなくなり、その上 教会に飾る祭壇画も必要がなくなってしまいました。



代わりに絵の買い手となったのは裕福な市民たちでした。





17世紀になり、海上貿易で栄えたオランダは未曽有の経済発展を遂げ、芸術の発展とともに絵画の世界も黄金時代を迎えました。



朗らかな微笑みで知られる フランス・ハルス


『陽気な酒飲み』
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1628-1630年頃 アムステルダム国立美術館




日本でも人気のある フェルメール


『真珠の耳飾りの少女(青いターバンの娘)』
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1665年頃 マウリッツハイス美術館



もちろん、オランダ絵画の巨匠 レンブラント


『夜警』
ツアコン ESSEの旅ネタ館-The Night Watch5
1642年 アムステルダム国立美術館





裕福な市民たちは、こぞって絵画を購入するようになり、自宅に飾るための小品や肖像画が増えていきました。


そして、庶民が楽しめる風景画や風俗画などの新しいジャンルが誕生していったのです。



市民が絵画を買えるように豊かになったオランダ。



この17世紀だけでもオランダでは500万枚という作品を生み出し、絵画の黄金時代を迎えたのです。






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