※少し原作やドラマに被る部分がありますが、あくまでもこの話は“蝶が舞う~の中のヨン”話ですので、そのつもりで読んで頂けるとありがたいです。
――・・・自分の為に泣くのは嫌だという。
一人で帰ると、俺とは行かないとまで天人は言った。
とうとう俺がこの方を守る事さえも拒まれてしまった。
では、仲睦まじいと話のチャン侍医の傍にいるのかとも思ったが天人の考えは違う様で、
何と一人で王宮を飛び出したというのだ。
報告を受け急いで来て見れば、天人は男に変装したつもりなのかその格好で一人で天門まで行くという。
全く何と無謀な事を――。
だが。
この方は躊躇無く手を出し、
――握手は別れの挨拶よ。
「・・・・・」
・・・どうやら、この方の中で
俺を信じるという気持ちも消えてしまった様だ。
何とか話をと思っても、
大きな瞳で、
言葉で、
背中で、
自分から遠ざかる姿がそう語った――。
――・・・俺は誰かを守る事も助ける事も出来ないのか?
“―・・・私は貴方に何か出来たかしら?
助けた気でいたのは自分だけで、・・・本当にごめんなさい”
“そんな事は言わないでくれ。良い思い出が悲しいものに変わってしまう”
悲しそうに呟く夢の中の女人の声。
『泣かないでくれ』と頬を撫でた気がするのだが、
その感触は既に無く。
昔に聞いた言葉が、覚えてもいない甘い匂いだったという記憶と共に頭を過ぎって行った。
――遥か前でも良い。
・・・あぁ、だったら、またあの“夢”が見たいな。
死ぬ間際には、再びあの山小屋と天女が現れるかもしれないじゃないか。
この世の魂はこの天人に捧げ、
あの世であの天女がいる山に向かおうか。
叔母上には天女の事等言える訳も無く、顔を思い出せないメヒに申し訳ないと、忘れる前に会わないとと薄っぺらい話をしてしまった。
そんな事。
メヒの性格上、許嫁の顔を忘れた男など向こうから願い下げだと怒られる事もわかっていたのに。
――あの女人はどうだろう?
“ヤダ、また来たの?”と呆れた声を出し、それでも髪を撫でてくれるか?
・・・何時も情けない時に行ってすまない。
――本当に情けない。
思わず、苦笑してしまう。
怪訝な顔をした叔母上に再び薄く笑い、
ヨンは師匠の形見の鬼剣を握り王宮を後にした――。
⑲に続く
△△△△△△
まだこの二人はすれ違い中でしたー。
ヨン氏ぽやっと思い出してきた様で・・・
メヒさんの事薄く扱ってごめんよ・・・。
※⑯と⑰の間に(アメ限ですが)短編⑤が更新されております。興味がある方は読んでやって下さいませね~😊
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