Inside Job | 私は楽観主義者である。それ以外のものでいても何もならないと思えるから。

Inside Job

日曜日にi Phone appのFlixsterをいじってたら、おうちの近くでやってたので見たのが
Inside Job

悪いことをした人を裁くのは司法の仕事だと思ってるから、こういう形で個人の顔をどアップで映して世間に恥をさらさせる必要はないんじゃないかな、と思ったのと、デリバティブ商品のような複雑な金融商品がすべて悪、みたいな描かれ方はよろしくないと思った点をのぞけば、本当に多くの人に見てほしい映画だと思う。

話はアイスランドの規制緩和と政府の財政破綻から始まって、中国の工場にまで広がるんだけど、メインはアメリカの金融行政、金融実務界、そして学問の世界まで広がる問題に焦点があたっている。
問題の広がりの大きさ、深さを映像や数字を効果的に使って見せている。

上手く行っているように見えるときは、問題はなかなか浮き彫りにならない。
みんなが幸せに暮らすためのはずの住宅ローンが、不幸を招く。
コンサルティングフィーという名のもとに、巨額のお金が動く。
リーマンが救われなかったのは、真に国民のお金が使われるべきでないというポリシーではなく、
国民のお金を使うことに対して非難されることを避けたかったという、ただの責任放棄。

アメリカっていう国の独自性もあると思うんだよね。
やっぱりこの国は、資本主義の原理で動いている。
そりゃ日本だって欧州だって資本主義で動いてるんだけどさ。
この国はもっともっと、資本主義が濃い。
そしてやっぱりこの国は、この国のことしか考えてない。
他のどの国より世界のことを考えなければいけないはずのこの国は、
他のどの国よりも自分の国のことしか考えていない。

そんな国の金融は、やっぱり自分たちのことしか考えていない。
自分たちの目先の利益のことしか考えていない。
目先の自分の利益のために、社会に甚大な損害を与えても知らん顔している。
結局Financial Regulatory Reformも骨抜きになってしまったし、まだ中身もつまってないしね。

でも社会への影響が大きいのは、それだけ社会に必要とされてるってことだと思うんだよね。
それだけ本当は、人を幸せにする可能性、というか力を持っている。
金融に限らず、あらゆる才能や力ってものは、正しい目的に使われなければならない。
その才能が優れていて、その力が大きいほど、目的に結果が大きく左右される。

私は、失敗してもやり直せばいいさっていうアメリカの文化は大好きだけど、
それにしたって、学ばなければならない。
もしアメリカがずっと学ばないままならば、そのうち世界に見放される。

それにしても、マット・デイモンの声、せーーーくすぃーーーーーーーーーラブラブ