星に願いを | 私は楽観主義者である。それ以外のものでいても何もならないと思えるから。

星に願いを

星に願いを―さつき断景 (新潮文庫)/重松 清

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初・重松清です。

会社の先輩にどんな小説読むんですかーって聞いたら、
重松清とか
って言われて初めてその存在を知りました。恥
聞いたからには、会社の後輩の義務として読みました。笑

なんでも日本の家庭を描く小説を書く方らしいですね。
この本もそうでした。
ちなみにこれは2004年に「さつき断景」として刊行されたものを
改題して2008年に出版してるみたいね。

1995年から1999年に起きたいろいろな社会的な事件を背景に
どこにでもいそうな3つの家庭、あるいは3人の男性に焦点を当てて物語は進むのね。
日常と非日常の連続というか、私的事情と社会現象の連続というか、
そういうことを書いてるのかなぁって思った。

90年代後半ってさ、あたしは中高生だね。
阪神大震災、オウム事件、いじめ、リストラ、愉快殺人、おやじ狩り、ノストラダムスの大予言。
そういう世の中の事情に対して、あたしあんまり関心持ってなかったなぁ。
漠然と怖いって思ってたけど、お気楽な学生だったということだねぇ。
まぁとにかくそういう狂った時代として90年代後半の日本が描かれてるわけね。

そういう意味ではね、なんでそんな心ないことをする人がいるんだろう、って考えちゃうけど、
あるいはなんでそんな非常識なことをする人がいるんだろうって思うけど、
その人本人はたいしたことないやって思ってたりするんだよね、きっと。
そういうのってさ、怖いよね。

あたしだってさ、できるだけ周りの人や知らない人にだって、思いやりを持って接したいって、
できるだけお互い不快な思いのないように過したいって思ってるけど、
相手がどんなことを求めてるかなんてさ、わかんないことのほうが多くって。
自分では思いもしないことで誰かが傷ついたり、不快な思いをするんだよね。
そういう次元の話じゃないって言うかもしれないけど、次元なんて相対的なものだからね。
人は自分の経験と知識と想像力の範囲内でしか行動できないと思うんだよね。

そういうことをね、たぶん大学1年生の終わりかな、ふと思って。
それから映画をたくさん見たり、小説をたくさん読んだりし始めたんだよね。そういえば。
できるだけたくさんのストーリーに触れて、できるだけいろんな人の考え方や感じ方を知りたいって。
旅もそんな感じだよね。

いろいろ知ると、かえって混乱することもあるっちゃあるけど。笑
それはさ、ゆっくり整理していけばいいんだと思うし。

そんなことを思いました。また全然レビューになってないかね。

結構ほろっとさせらたり、知らなかった悲惨な事件についても触れられるいい本だと思います。
だけど、あたしはやっぱり村上春樹とか伊坂幸太郎の方が好きだなぁ。
というわけで、重力ピエロも手に入れたので(まだ読んでなかったの?!って感じだよね。)
そのうち読んで、そのうちレビューします。