Christ and duck | 私は楽観主義者である。それ以外のものでいても何もならないと思えるから。

Christ and duck

25日。


前日に贅沢な朝ごはんをお願いしてあったので、

朝からスクランブルエッグとイングリッシュマフィンにカリカリベーコン♪

フレッシュオレンジジュースとフルーツ盛り合わせ♪♪

厚いブラックコーヒーもぐいっと!


で、朝はお部屋でくつろぎ、ばたばた準備を済ませてお昼ごろにホテルを出発!


ホテルのエントランスは相変らずきらびやかで、サンタさんとトナカイさんがいた。

そばに寄りたい衝動にかられるが、27歳であるというどうしようもない現実の前に、挫折した。


ホテルの庭園内にはたくさんの植物があって、中でも目を引いたのはサボテン。

アリゾナだなぁって感じですね。


さて、目的地はスコッツデールのダウンタウン。

ググったら徒歩2時間弱だって書いてあるから、まぁいいお散歩になるかなぁと。


素晴らしいお天気だった。分厚い上着なんて必要なかった。

私は植物に全然詳しくないから名前なんてよくわからなかったけれど、

いろんなお花がいっぱい咲いていた。


歩くのが好きだ。

運転ができないから、というだけじゃなくて。苦笑。

自分の眼というレンズを通して、一歩一歩前に進むたびに異なる景色が映し出されて、

「あ、川だ!」とか、「おぉ!大きな山が見えてきた!」とか、そういうことになったときに、

自分のタイミングで足を止めて、自分の好きなだけ歩みをとめていられるのは、
やっぱり歩いているときだけで。

マイペースな私には、やっぱり歩くのが一番向いているのかもしれない。


おじいちゃんが一人で自転車をこいで私を追い抜いていった。


中年夫婦二人が仲良さそうにサイクリングを楽しんでいた。


白人のおじさんたちがゴルフを楽しんでいた。


東アジア人の女の子が大きなカメラをぶらさげて散歩をしていた。


みんなそれぞれのクリスマス。


クリスマスってキリストの誕生日ではないらしいね。

3世紀ぐらいかららしいよ、クリスマスって言う行事は。

キリスト教が当時のサターナリアの生誕を祝う世俗習慣を利用してキリスト教浸透のために

クリスマスっちゅーのを作ったらしいよ。


キリストは自分の誕生日をみんなに祝って欲しいなんて思ってなかっただろうから、それでいいんじゃないかなぁと思う。

自分の誕生日とはかかわりなくみんなに幸せに過ごして欲しいと思ってるんじゃないかな。

キリストのことなんて良く知らないけど、そうなんだと思うよ。


スコッツデールのダウンタウンまで4時間かかった。

ブーツで歩いたからもう足がお疲れピーク。

クリスマスだし、ダウンタウンもとても静か。

キャブ捕まえてホテルに戻ろう。


ホテルは相変らずの賑わいで、華やかさは変わっていなかった。

ピアノバーから知らない曲が聴こえてくる。

サンタさんはもう見当たらなかった。

お部屋に戻って本を取って、庭園に向かった。

大きな池があって、しばらくするとカモが集まってきた。

人が来ると寄ってくるなんて、よっぽど普段エサもらってるんだろう。

私はエサもってないよ、ごめんね。

こんなに近くでカモをみたのは初めてかもしれない。

カモの足が見えた。

確かにカモの足、すごい早く回転してる。


「優雅に泳いで見えるカモも、水面下では足をフル回転で努力してるんだ。」


別にカモは優雅に泳いで見せたいわけではないんじゃないだろうか。

泳ぐためには足は水面下で回転させないといけないから、たまたま水面上にそれが

あらわらなかっただけで、別に隠してるつもりはないんじゃないだろうか。

その池で沈む夕日を見て、お部屋に戻った。


なんだかとても疲れたので、お部屋でお夕飯をいただくことにした。

アンガスバーガーと、テキーラレモンケーキと、ブラックコーヒー。

マイケルバブルが歌っている。「君は誰かに愛されるまで何者でもない」

フランクシナトラが歌っている。「後悔も少しはあるけれど、言葉にするほどのものでもない。」


カモもキリストも、私の推論には答えてはくれないけれど。

なかなか良いクリスマスだった。